介護認定調査 調査員に正しく情報を伝える方法②状態や介護方法が異なる時の判断基準とは?

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介護認定調査 調査員に正しく情報を伝える方法①「3軸」を理解しよう

この記事で3軸の判断基準については説明させてもらったが、こんな疑問が多いのではないでしょうか?

「そもそも利用者は状態や調子が良かったり悪かったりする」

「昼と夜では介助方法も違うのですが・・・」

当然ですよね。人間は機械じゃないんだから、その日その時で状態が異なれば、自然と介助の仕方も変わります。

「じゃあ、どう説明しろと言うの?」

今回はそんな疑問にお答えしたいと思います。

 

1週間の頻度

「4群以外の全ての項目は調査日より概ね過去1週間の状況で、より頻度の多い状況を選択する」

シンプルにまずはこれを覚えてもらうだけでいいと思います。

例えば、調子次第で介護が必要な時と、自分の力だけで介護の必要なくできる人っていますよね?

その場合調査員が知りたいのは「この1週間で結局どっちが多いの?」ということです。

これは実際に動作を調査員が確認した場合でも、その日の調子などの影響で確認できなかった場合、どちらも考え方は同じです。

ここで避けたい答え方は「大体半々です」というもの。

調査員は多い方を選択しなければならない為、もし本当に大体半々だったとしてもどっちの状態・状況のほうが多いのかは予め考えておくといいです。

 

朝と夜等の時間帯で異なる場合

このパターンでよくあるのはこういったケース

(例)Aさんは、日中はトイレ介助。陰部清拭は自分でできる為、日中の排尿は「一部介助」でも夜はオムツ対応の為「全介助」

さて、この場合「一部介助」なのか「全介助」なのかで判断に迷うと思います。

しかし、ここも考え方は一緒です。つまり1週間の間により頻度の多い方を選択することになります。

どういうことか?分かりやすく回数を出して説明します。

Aさんは日中のトイレ介助の回数が7~8回。夜のオムツ介助の回数が2~3回だったとします。

結果頻度の多いのは日中のトイレ介助の回数です。つまり選択肢は「一部介助」となります。

どうでしょう?分かってしまえばそれ程難しくないですよね

 

福祉用具を使用している場合

これは何も難しく考える必要はなく「使用している状況」での選択になります。そのためメガネを持っている人はメガネを掛けた状態で、補聴器を持っている人は補聴器を使った状態で能力などの判断することになります。

 

介助方法が不適切な場合

これは至ってシンプルで「現状の介護が不適切な場合は、適切と思われる介護方法が選択される」です。

(例)息子と二人暮らしのAさん。Aさんは介護なしにトイレで排泄を行っているが、いつもズボンが上げれていないのと、パットが汚れたままでもそのままで過ごしている。息子は介護をすることは難しい。

この場合、現状の介護方法だけで選択すると「介助されていない」になってしまうが明らかに介助が必要な状況です。

その為、この例であれば説明の追加として

「本来であれば、排尿後のズボンを上げる事やパットの確認や交換の介助は必要だと思われます」

このように言えば「一部介助」もしくは「全介助」を調査員が選択することになります。

4群の判断基準

いわゆる「BPSD」関連の項目です。この群特有の基準として

・判断の期間が過去1週間でなく、1ヶ月である事

・「有無」の項目であるが、中間選択肢「ときどきある」がある事

この2つが特徴なので覚えておくといいです。

そして、「ある」「ない」「ときどきある」の選択肢には具体的な頻度が設定されています。それがこちらです。

「1.ない」
・その問題となる行動が、過去 1 か月間に 1 度も現れたことがない場合やほとんど月 1 回以上の
頻度では現れない場合をいう。
・意識障害、寝たきり等の理由により、その問題となる行動が現れる可能性がほとんどない場合
も含まれる。
「2.ときどきある」
・少なくとも 1 か月間に 1 回以上、1 週間に 1 回未満の頻度で現れる場合をいう。
「3.ある」
・少なくとも 1 週間に 1 回以上の頻度で現れる場合をいう。

(引用:認定調査員テキスト2009改訂版)

つまりこういうことです。

「ない」→ 月1回未満

「ときどきある」→ 月1~3回

「ある」→ 週1回以上(月4回以上)

この具体的な頻度は必ず抑えておくといいです。良くない例として

「お金が盗られた~って、たまに言うんですよ」(^_^;)

ここまで読んでくれた方はもう、何がダメか分かりますよね?このような場合は

「誰も盗ってないのに、お金を盗られたと週2~3回は言っています」

このように、頻度を明確に伝えてください。そうすることで適切な選択肢を調査員が選ぶことができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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