介護認定調査 調査員に正しく情報を伝える方法③ 結果に大きな影響を与える5項目を押さえよう

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「認定調査の事、少しは分かってきたけど伝えなければいけないことが多すぎて大変。全部細かくは把握できない」

こんな風に悩む人多いと思いますし、その気持よく分かります。よく「ケアマネなんだから、利用者の事は全て細かく知っていて当然」なんて言う人もいますが、無理ですから(笑)

そこで最低限覚えておいてほしい項目があるのでご紹介します。

それがこちらです。

1-7 歩行

2-1 移乗

2-2 移動

2-5 排尿

2-6 排便

この5つが実は認定結果に重大な影響をおよぼす項目なんです。(なんで?という説明は今回は割愛します。そういうものだと思ってください)

 

1-7 歩行(能力)

5項目のなかで唯一の能力項目です。

ポイントは「5m歩けるかどうか」です。

ちなみに、リハビリではできるが普段の生活でできない場合は「できない」になります。

何も持たずに歩けるのであれば「できる」

手すりや杖などの「道具」を使って5m歩行ができるのであれば「何かにつかまればできる」となります。

逆に言えば道具以外、手引き等他者の手助けで5m歩ける場合は「できない」になります。

道具が必要なのか、手助けが必要なのか。これが重要ポイントです。

 

2-1 移乗

この移乗ですが、ここでいう移乗は「座位から座位」へ直接スライドする行為を指します。

「どういうこと??」 ちょっと分かりにくいですよね。

普通健康な人が椅子から椅子に移る時は、一旦立ち上がってそれから座ります。

しかし、下肢筋力が低下した人は立ち上がらず半腰のまま乗り移る。この項目はそんな行為に限定しているのです。

つまり軽度者で車椅子を使わないような人のほとんどは、この項目の移乗行為が発生していない事になります。その場合は「介助されていない」になります。

この項目でポイントになるのは「見守り等」と「一部介助」です。

自分でできるが、過去に転倒歴などがあり、普段からフラつき等も観られるため安全の為に傍で付き添い、声掛け等しているのであれば「見守り等」です。

しかし、それだけでは不十分で腰を回すなどの部分的な介助をすることで、自分の力も使ってできるということであれば「一部介助」になります。

 

2-2 「移動」

よく「歩行」と混同されやすい項目です。ここでいう移動は食事やトイレなど日常生活に必要な場所への移動に介助が必要かどうかという事です。

つまり車椅子レベルの人の場合歩行は「できない」だが、車椅子の自走は介助なしにできるのであれば移動は「介助されていない」になります。

この項目のポイントは「食事やトイレなど日常生活に必要な場所への移動に対する介助がどの程度か」ということです。

例えば車椅子の自走ができる能力はあるが、片麻痺などで方向転換や狭いスペースへの移動に関しては困難さがあり、そのような時だけ毎回多少の介助をしているとします。

介助者側からすると移動に関しては介助の割合が少ないため、感覚的には「移動は介助していない」だと思います。

しかし、日常生活に必要な場所への移動に対しての介助の割合で言えば毎回部分的な介助が発生している為「一部介助」が選択されることになります。

移動の介助の総量ではなく、日常生活に必要な場所への移動に関しての割合で判断することになるため、普段の状況をしっかり把握しておきましょう。

 

2-5・6「排尿」「排便」

2つの項目に別れていますが、基本的に問われる内容は全く一緒で尿と便の違いだけです。

ポイントは

「排泄動作(ズボン・パンツの上げ下げ、トイレ、尿器(排便器)への排尿・排便)」

「陰部(肛門)の清拭」

「トイレの水洗」

「トイレやポータブルトイレ、尿器(排便器)等の排泄後の掃除」

「オムツ、リハビリパンツ、尿とりパッドの交換」

「抜去したカテーテルの後始末」「ストーマ(人工肛門)袋の準備、交換、後始末」

これら一連の排泄行為にどの程度介助が発生しているかどうかです。

ここで注意点が。介護の現場レベルだと「ズボンの上げ下げはできますが、立ち上がりや移乗には部分的な介助が必要です。なので排泄は一部介助レベルです」

こんな風に考えると思いますが、上にある通り立ち上がりや移乗はここでは問われないのです。立ち上がりや移乗は認定調査では別に評価する項目があるのでここでは上に書かれている事に介助が発生しているかどうかを答える必要があります。

そして大事なポイントですが、これら一連の行為のどれか一つでも介助される頻度のほうが多いのであれば「一部介助」以上になるということです。

(例)

・自分でPトイレ使用しているが、毎朝Pトイレの片付けだけは家族やヘルパーさんがしている

・トイレは自分でできるが、認知症もあってトイレの後の水洗をよく忘れて気づいた家族が毎回のように流している

・自分でトイレには行けるが、うまく便器に排尿が行えず床下を汚してしまう為、毎回のように家族が掃除している

こういったパターンの場合、ケアマネとしても排泄は「自立」レベルと把握している事が多いと思いますが、実際には上記のケース全て「一部介助」が選択されます。

この排泄の2項目は結果に大きな影響があるため、詳細をしっかり把握したうえで調査員に適切な説明をしていただきたいと思います。

 

まとめ

今回は調査に大きな影響を与える5項目について説明させていただきました。

慣れないうちは戸惑う事も多いと思いますが、ポイントさえ覚えてそれを踏まえた説明ができれば不安もあまりなく調査に立ち会えると思います。

このポイントを知っていれば、不必要な情報を調査員に説明する必要はありません。(昔調査に立ち会った時「パットのサイズはどれくらいですか?」なんて調査員に聞かれた事もあります(笑))

そんな時は「分かりません。その情報は何の為に必要なのか教えていただいてよろしいですか?」と逆に質問してやってください。多分もう無駄な事は聞いてこなくなります(笑)

ケアマネは堂々とした態度で調査に立ち会って、支援する利用者に適切な介護度が出るように支援をしていただければ良いと思います。その為に、ここで書かせていただいた事が少しでも役に立てば嬉しいです。

 

 

 

 

 

 

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