この記事はこんな人の役に立ちます
ケアマネとして、医療連携の大事さは分かっている。でも医療職と関わるのが苦手。まして医者なんて怖すぎていつもビクビクしちゃう。その度に「ケアマネ向いてないんじゃないか」と落ち込む
これからの時代、ケアマネにより求められるのが地域包括ケアを実現させるための「多職種連携」
その中でも医療との連携は絶対に欠かす事ができません。ケアマネであれば日常的に医療職と一緒に仕事をしているでしょう。
しかし!僕のような福祉系からケアマネになった人にとって、「医療」というのは自分達とはまるで別世界。
「なんか医療ドラマで観た、あの恐ろしい人達」って感じですね。
そんな医療との連携が苦手なケアマネを一人でも減らしたい。その思いから今回初のキンドル本を作成しました。それがコチラです。
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本を書いた理由「医療との連携が怖かった昔の自分を救いたい」
僕の基礎資格は社会福祉士、つまり福祉系です。ケアマネになるまではデイサービス等、介護系の事業所でしか働いていなかった為こう考えていました。
「医療はそんなに難しくない。これならケアマネになっても、十分やっていける」
今思えばこの甘い考えが落とし穴でした。なぜ大した経験も知識も無いのに自信をもっていたのか謎です。そんな僕がケアマネとして働きだしてすぐに「医療の洗礼」を浴びました。
例えばこんな感じです。
・看護師などの言っている専門用語などが全く理解できない、何を言っているのか分からない
・利用者の体調が悪くなった時に、どのように対応していいのかが分からない
・利用者が入院や退院する時に、自分がどのように動けばいいのか分からない
・家族に「入院させてもらえないのか?」と相談されても、どうしていいか分からない
・病院から「特定医療費受給者証」の手続きができるからサポートしてあげてほしいと言われたが、一体何の事か分からない
・利用者の体調が悪くなった時に、どのように対応していいのかが分からない
・利用者が入院や退院する時に、自分がどのように動けばいいのか分からない
・家族に「入院させてもらえないのか?」と相談されても、どうしていいか分からない
・病院から「特定医療費受給者証」の手続きができるからサポートしてあげてほしいと言われたが、一体何の事か分からない
挙げればキリがない程に困った事がたくさんありました。そのような時に頼れる上司がいたらよかったのですが、その当時の上司はケアマネ歴たった1年で管理者をしていました。つまり上司自身も分からない事だらけで、質問しても「私に聞かないでくれる?」等と冷たく対応される状態で相談もできない状況でした。
そんなどうにもならない状態になった結果、あっちからもこっちからも苦言の嵐でした。
・本人や家族から「頼りにならないケアマネ」と言われる
・訪問介護やデイの職員から「ケアマネは何をやってるの?」と言われる
・病院の看護師からは「あなた本当にケアマネ?」と罵倒される
・訪問介護やデイの職員から「ケアマネは何をやってるの?」と言われる
・病院の看護師からは「あなた本当にケアマネ?」と罵倒される
ケアマネとして10年以上経った今でも、当時の辛い記憶は鮮明に覚えています。
夜はストレスで眠れず、朝は体が鉛のように重い。しかしそんな状態でも仕事はしないといけません。
でも医療との連携は何をやっても怒られるか、冷たくあしらわれる日々が続き、いつか僕はこう思うようになりました。
「医療との連携が怖くてたまらない、もうやりたくない」
この時の僕は病院に連絡するのも、まして自分が訪問するのもすごく怖いと感じる状態になっていました。頭の中では
「どうにか医療と関わらずに済む方法はないか?」
こんな後ろ向きな事ばかり考えていました。その結果
医療との連携が怖い
↓
医療との関りを避ける
↓
だから余計に上手くいかない
こんな負のスパイラルにハマってしまっていました。正にデッドロック状態です。
「このままではいけない。このままじゃケアマネを続けられない」
こう考えました。当時生まれたばかりの娘もいたし、何より何年も努力した結果やっとなれたケアマネ。
それを簡単に辞めたくない。とにかく自分にやれる事は全部やろう!
そう決意し、行動に移しました。
まずは自分が所属していたケアマネ協会や県の社会福祉士会が主催している研修への参加や、そこで知り合ったバイザーの人達にアドバイスをもらったりしました。
それをしたからと言って、すぐに結果に繋がる事はありませんでした。しかし僕にとっては大きな変化でした。それは
それまでの僕は、暗闇の中を出口の存在しない迷路でひたすらウロウロしているような状態でした。
しかし分からなかった事が分かるようになり、分からない事があってもアドバイスをしてくれる人がいる。
これだけでものすごく救われました。
そうなると少しずつ医療との連携も慣れてきて、最初に感じていたような怖さが無くなってきました。その結果医療職の知り合いも増え、気軽に世間話ができるような人もできました。
医療との連携が楽しくなると不思議な事が起きました。それはケアマネの仕事自体が楽しくなっていったのです。
「ケアマネにとって医療との連携は絶対に欠かせない」
これはずっと昔から言われてきている事です。逆に言えば、それだけ求められている役割を果たせていないケアマネが多い事を示しています。
つまり、医療との連携がスムーズにできるケアマネは少数派で価値ある存在なのです。ここが上手くできないからケアマネの仕事に苦手意識が植え付けられ、ドロップアウトする人が後を絶たないのです。
逆にこの関門を突破すればどうなるか、想像してみてください。仕事の難易度が一気にイージーモードになるので、仕事が楽しくなってくるのです。
そして今、僕はこう考えました。
「過去の僕と同じように、医療との連携で悩んでいるケアマネの人の助けになれないだろうか?」
そして考えました。その為にはどうすればいいのだろうか?
昔の僕と同じように、誰かにアドバイスをもらえなくて苦しんでいる。そんな人の助けになるにはどうすればいいのだろうか?
そこで思いついたのが
「今まで自分が医療連携の為に学んで、実践してきた知識やノウハウを本にまとめてみたらどうだろうか?」
これです。本にすれば、読者が好きなタイミングで自分が読みたい部分をピックアップして見ることができます。
そして本の内容は過去の医療連携に死ぬほど苦しんだ自分を救うような気持ちで作ろうと。
それがこの本を作り始めたきっかけです。
拙書「もう医療連携は怖くない」について
この本は次のような人にオススメします
・居宅のケアマネ
・ベースは福祉系専門職
・医療との連携がとにかく苦手。できるだけ関わりたくないと思っている
もしあなたがこの条件に当てはまるなら、この本は必ず役に立ちます。
ケアマネとして仕事をするなら、医療との連携は絶対に避けられません。しかし、連携する度にビクビクと不安を感じながらやっていては仕事を続けていくのは困難です。
この本はかつて医療連携に散々苦しんだ僕が10年以上の実践を積み重ねてきた結果、本当に現場で使える知識や情報だけをギュッと集約した本になります。
よくある参考書のような、難しすぎる情報だけが羅列されていて理解ができない。結果現場では何の役にも立たないといった本とは異なります。
この本を読む事で、このような結果が期待できます。
ザっと挙げただけでもこれくらいのメリットがあります。いずれにしても言えるのは、この本に書かれている内容を実施する事ができれば、医療との連携が怖くなくなり、あなたの仕事が格段に楽にできるようになるという事です。
仕事が楽になれば、残業や休日出勤の必要も無くなります。その結果プライベートな時間を、仕事の事を気にする事なく存分に楽しめるようになります。
さらに仕事ができるあなたの事を周囲は高く評価するでしょう。そうなれば、自然と事業所内でのポジションも上がり、給料アップや役職に就く事で自分の裁量で仕事ができる範囲も広がります。
これだけのメリットが期待できる本書ですが、多くの人に読んでもらえるようお手頃な価格で販売します。(ただし今後値上げをする可能性もあります)
購入方法ですが、あの有名なアマゾンが運営している電子書籍kindleで購入できます。
ちなみにKindle Unlimited(月額定額制の電子書籍読み放題サービス)を利用中の方であれば無料で読むこともできます。Kindle Unlimitedご利用中の方は是非ダウンロードして読んでみてください。
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