多職種連携をしたいなら「人を動かす」を読むべき理由

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書籍紹介

この記事はこんな人の役に立ちます

・現役のケアマネ
・最近「地域包括ケア」の名のもとに、多職種連携がより求められ、その役割をケアマネが担わなければいけない事は分かっている。
・だけどコミュニケーションが苦手で、クセの強い利用者や家族、専門職を取りまとめる自信が欠片も無い
ケアマネって、利用者や家族だけでなく、介護や医療の専門職、行政の職員など、本当に色々な人達とコミュニケーション取る必要がありますよね。
でも、こんな悩みを抱えながら仕事をしていませんか?

あの人もこの人も、我が強くて全然言う通りにしてくれない。上手くいかない事があるとケアマネのせいだって言われるし。もうどうしていいか分からない。

 

ケアマネが関わらないといけない人達は、良くも悪くもクセの強い人達が多い。言ってみれば全員職人肌みたいな人ばかりです。だから他人の言う事なんか簡単に聞いてくれないって人が多いです。

しかしケアマネとして放置しておく事はできないですよね。何もしなければ利用者に不利益が出る事が目に見えてるし、そんな事になれば真っ先に批判されるのはケアマネである自分達である事は分かっているのですから。
そんな最悪な結果を回避する為の方法が一つあります。それが
周りの人達に、自分の思うように動いてもらう事
「いやいや、それがデキないから困ってんだろ!」
そう、この記事をここまで読んでくれたあなた。
周りの人達はあなたが誠心誠意込めて作ったケアプランを1mmも理解せず好き勝手動いた。その結果、起きた不利益をあなたや他人のせいにするという身勝手な行動に困っている。そうですね?
そうなってしまうのは、あなたが人間という生き物を理解し、そしてどうすれば自分が思ったように動いてもらう事ができるのか、その方法を知らないだけなんです。
ならば答えは簡単、その方法を知って実践すればいいだけです。
そこで絶対に読んでおきたい本がコチラ

D・カーネギー著書「人を動かす」
1936年に出版された本書ですが、これまで世界中で読み続けられ、なんと日本でも500万部も売れている大ベストセラー
これだけ売れる理由、それがあらゆる仕事で使える「人を動かす為の具体的なノウハウが分かりやすく書かれている」からです。
僕もこの本に書かれている事を幾つか実践した結果、ワガママな利用者や家族、クセの強い専門職の人達が自分に対して協力的になり、結果として支援が怖いくらい上手くできるようになりました。
しかし特別難しい事をする必要はないのです。誰でもできる簡単な事をやっただけ。
そこで今回は本書の中から、僕が特に大事、というか最低限これだけやっておけば、周りの人達が自分の思ったように動いてくれるようになる方法を紹介します。

ケアマネ業務で使える「人を動かす」方法

ケアマネ業務で使える「人を動かす」方法

①相手に興味を持つ

あなたは仕事で関りのある人達に、ちゃんと興味を持って接していますか?

いやいや、友達や恋人じゃないんだから。仕事だから仕方なく関わっているだけ

この気持ちは分かります。僕も以前はそうでした。特に嫌いな相手だったら「仕事じゃなければ半径2m以内に近づく事も無いのに」と考えながら渋々関わっていました。

 

でもこれが相手があなたの思う通りに動いてくれない理由。なぜか?その理由がコレです。

・人が一番関心がある事、それは自分自身である
・その大好きな自分に関心を持ってくれる人の事を、人は好きになる
これ、スゴく重要な事なので何度も声に出して頭の中に刻み込んでください。
例えば利用者との関係が上手くいかないケアマネはとても多いです。
そして話を聞いていると、ほとんどの人がその理由を難しく考えすぎています。
しかし多くの場合、利用者との関係が上手くいかない理由は
ケアマネが相手(利用者)に本気で興味を持ってコミュニケーションを取っていないから
あなたは本気で利用者の事を知ろうとしてますか?そして、知った上で利用者の本音を、本当の思いを知って、それを少しでも実現させてあげたいと思って行動していますか?
人は自分に興味を持ってくれる人が大好きです。何故ならどんな人でも、一番関心があるのは自分自身に関する事だから。
だかれ恋愛でも、最初は大して気にも留めていなかったのに、何度も「あなたが好きです、付き合ってほしい」と言われれば、なんだか気になってきて、気づいたら相手の事を好きになっていたなんて事が起こるのです。
コミュニケーション技術どうこうの前に、まずは相手に興味を持つ。まるで運命の人に出会ったくらいのテンションで。これがスタートラインです。

②批判しない

あなたは自分の考えに反する考え方や行動をする人を見たら、こう思いませんか?

なんなんだこの人、スゴイ非常識。少しは反省して改めてもらわないと

 

相手を批判したい気持ちは分かります。誰だって自分の価値観があり、それをベースに善悪の判断をする習慣が身に着いているからです。

しかし善悪の判断に使われる価値観は人それぞれ異なります。そして個人的に、本書でかなりぶっ刺さったポイントがこれです。

どんな人間も自分の事を正しい人間だと思っている。たとえ刑務所にいる、大量殺人を犯した極悪人であっても
僕達は悪い事をした人は、当然ちゃんと反省すべきだし反省していると勘違いしています。しかし現実は違います。誰もが自分を正義だと考えている。
これが分かっていないから、無用な争いが生まれるのです。それはつまり、「相手の考えややってきた事を批判する事」です。
逆の立場で考えてみましょう。あなたが一生懸命、色々な事を考えて作ったケアプラン。それを上司に見せたら

何これ、全然ダメ。あなた本当にやる気あるの?

 

こんな風に頭ごなしに批判されたらどう思いますか?メチャクチャ腹が立ちませんか?そして「もうこの人に協力なんてしたくない。困ってたって知らないから」ってなりませんか?

この上司と同じ状態にケアマネがなっている可能性が高いのです。だから誰も協力してくれないし、動いてくれない。
一度これまでの行動を振り返って、不必要に相手の事を批判していなかったか?確認してみましょう。

③相手の利益を考えて行動する

あなたは自分に対して親切にしてくれた人の事を嫌いになりますか?普通はならないですよね。むしろ好きになるはずです。

ではどんな時に相手が親切にしてくれたって感じましたか?実は人が親切にしてもらったと感じる時は決まっています。

自分に利益になる事を、他人がしてくれた時
例えば主治医に連絡しないといけないんだけど、その主治医が苦手な人であなたは「嫌だな~でも連絡はしないといけないし、どうしよう・・・」と困っていたとします。
そんな時に訪問看護の看護師さんが「良かったら、私から先生に連絡を取ってみましょうか?」と言ってもらえたらどうでしょう。
「ありがとうございます。メチャクチャ助かる、嬉しい」ってなりませんか?
この時あなたはこの看護師さんの事を「スゴイ親切な人」って思います。そして親切にしてくれた人には、何かしらの形で相手が喜ぶようなお返しがしたいと考えますよね。
この状態になれば、周りが自然とあなたの為になるような行動を取ります。これは相手の利益を考えて行動し続けた人だからこそ起こる恩恵なのです。
「あの人全然こっちの思ったようにしてくれない」
こんなグチをこぼす前に考えてみてください。
あなたは自分の要求をする前に、相手の利益になるような、相手が喜んでくれるようなギブをできていますか?
相手に動いてほしいなら、自分が先にギブして相手を喜ばせる。この大前提を忘れないようにしてください。

④自己重要感をもたせる

本書の中で最も大切なポイントがコチラ。

全ての人間が、自分がこの世でとても重要な存在でありたいという強い欲求を持っている

本書ではこの欲求の強さを三大欲求である食欲、睡眠欲、性欲に匹敵する強さだと書かれています。

どんな人でも、他人から「スゴイ人」「あなたは無くてはならない存在」と思われたいと考えています。これを承認欲求と言い、最近の自己啓発書などではこのワードは多く聞かれるようになりました。

承認欲求は三大欲求に匹敵するほど強い欲求なのですから、あなたがその欲求を満たしてくれる人であれば当然好きになります。では、どうすれば人の承認欲求を満たす事ができるのでしょうか?

本書ではそのやり方が幾つか書かれているのですが、一番重要な方法を紹介します。それが

褒めろ、それも心の底から
「え?それだけ?」
そう思った人は甘いです。あなたは最近他人をちゃんと褒めていますか?
日本人は気恥ずかしいのか、人を褒める事をあまりしません。僕自身も最近いつ褒められたか思い出せないです。
でも褒められたら誰だって嬉しいですよね。しかしここで要注意ポイントがあります。
それはいくら褒められるのが嬉しいとは言っても、いかにもお世辞感が伝わると途端に白けちゃって、効果が無いどころか相手に不快感さえ感じさせてしまうという事です。
例えばあなたが頑張って勉強して、趣味の漢検の試験に合格したとしましょう。それを会社の同僚に話したら

へぇ~スゴイっすね

これを全然どうでもイイようなテンションで言われたらどうでしょう。確かに言葉では褒められているけど、全然褒められた気はしないですよね。逆に

ウッソ!本当に!?スゴイじゃん。どのくらい勉強したの?
私漢字苦手だから絶対マネできないわ

こんな風に本気で褒めたもらえたら嬉しくないですか?そして本気で褒めてもらえる事で、人は承認欲求が満たされるのです。だからこそ積極的に人を褒めていきましょう。

そんな事言われても、褒められるような事があんまりないんです。

このように悩む人は、人を褒めるという事をオーバーに考えすぎです。まるで何かの賞でも受賞しない限り褒めてはいけない等と考えてはいませんか?

本書ではとても小さいことでもいいから褒める事を推奨してます。例えばこんな事でもいいのです。
・朝5分だけ早起きできた
・遅刻せずに出勤できた
・ちゃんと期限内に仕事ができた
・ダイエットの為に、甘いものを食べる量をちょっとだけ減らせた
・自分から挨拶ができた
意識が高い人からすると「こんなのデキて当然」と思うかもしれません。でも自分にとっては当然の事でも、相手からするとスゴく努力してデキている事はたくさんあるのです。
だからこそ、相手の事をよく観察し、どんな事を頑張っているのか?そして誰もが見逃してしまうような、小さな成果をちゃんと認めて褒めてあげましょう。それが褒め上手への第一歩になるのです。

まとめ

ケアマネ業務で使える「人を動かす」方法

①相手に興味を持つ
②批判しない
③相手の利益を考えて行動する
④自己重要感をもたせる
今回は「人を動かす」からケアマネ業務に使える方法を紹介しました。
本書では、他にも様々な役に立つ知識がたくさん書かれています。オススメの本ですので、気になる人はぜひ購入して読んでみてください。
この本を読む事で、多くの人があなたに対して協力的になる事で、仕事が楽にスムーズに進められるようになる事を願っています。

「ケアマネになりたい、でも試験に全然受からん」

こんな人へ。大丈夫、ケアマネ試験は正しい勉強方法を知っていれば誰でも受かります

僕が試験に一発合格した時に使った方法を教えます
次こそ試験に合格して、周りの人達を見返してやりましょう。その方法をこのnoteに余すことなく書き上げましたので、試験に受かりたい人は読んでみてください

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しかし本当に人生を楽しむ為にはむしろ孤独と仲良くなる必要がある。孤独な時間を楽しむ事ができれば、無理な人付き合いをすることなく人生を楽しめる。その事実を一人でも多くの人に知ってほしい。

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・ケアマネ歴10年以上(居宅の管理者も経験)
・従業員数1000人を超える大手医療法人グループで勤務
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