ケアマネが知っておきたい知識「住所地特例」について解説

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ケアマネの筆記試験を勉強した時に初めて知って覚えて人も多いと思うのが「住所地特例」です。

しかし、いざケアマネの仕事をすると地域によっては「そんな扱うこともないぞ」という感じで日々過ぎて行き、忘れた頃に対象者が急に出たりして「そういえば、どんな制度だっけ・・・」と困ったりする人もいるのではないでしょうか?

そこで、今回は改めて住所地特例の制度についてまとめてみたいと思います。

住所地特例とは?

加算をケアプランに記載しないといけないのか?ルールを解説します

被保険者が、住所地以外の市区町村に所在する介護保険施設等に入所又は入居をすることで施設等の所在市町村に住所を変更した場合、住所を移す前の市区町村が引き続き保険者となる特例措置のことです。

普通はA市に住んでいた人がB市に引っ越しして、介護保険サービスを利用する時はA市からB市に保険者が変更します。

しかし、この住所地特例はA市に住んでいた人がB市の介護保険施設等に入所した場合、前のA市が引き続き保険者となる特別な措置です。

目的として、介護施設を多く抱える市町村に財政負担が集中しすぎないようにするためと言われています。

住所地特例対象施設

住所地特例対象施設

・介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
・介護老人保健施設(老人保健施設)
・介護療養型医療施設(療養病床等)
※地域密着型老人福祉施設(入所定員が30人未満)については住所地特例対象外
・養護老人ホーム軽費老人ホーム(ケアハウス等)
・有料老人ホーム(介護付・住宅型含む)
・サービス付高齢者向け住宅(介護、食事の提供、洗濯・掃除等の家事、健康管理の少なくともいずれかを提供している場合。ただし、介護専用型特定施設のうち、入居定員が29人以下であるものは対象外。)

住所地特例の対象施設は、昔は介護保険施設である「特養、老健、介護療養病床」しか対象でなかったのですが、法改正により現在は多くの入居施設が対象になっています。なので、ベテランのケアマネさんは自分が試験受けた時より対象施設が多くなっていることを知っておくと良いでしょう。

ここまで対象が拡大されると、覚え方としては「グループホーム以外全部の入所施設」くらいでも良いかもしれません。

住所地特例の手続きはどうやるの?

住所地特例の手続きはどうやるの?

市町村に対象施設が「入退所連絡票」などの書類を提出するところが多いです。その届出をもって、住所地特例の適用になります。なので、手続きは早めにしないと、レセプトの請求や利用者の介護保険料の支払いなどにも誤りが出てしまいます。知っておきましょう。

住所地特例の特殊パターン

住所地特例の特殊パターン

住所地特例にはちょっとした特殊パターンがあるので紹介します。

「A市からB市の施設、さらにC市の施設と2ヶ所継続で入所施設を渡り歩いた場合」

これ、普通に考えると「A市→B市」は保険者がA市になるのは分かりますが、「A市→B市→C市」なら「C市の施設入所の保険者はB市」と思いがちです。しかし正解は

A市がC市の施設入所中も保険者

です。これは入所継続が途切れない限り、何ヶ所他市町村の施設を渡り歩いても、最初の市町村が保険者になります。

しかし、途中で一旦居宅に戻った。でも再び住所地特例対象施設に入所した場合は居宅に戻ったところが保険者になります。

(例)A市→B市へ住所地特例施設へ入所。しかし、B市で一旦在宅へ退所。その後今度はC市の住所地特例施設へ。

この場合、C市に入所中の最終的な保険者はB市ということです。

まとめ

いかがでしょうか。住所地特例の理解として

「他市町村の入所施設(GH以外)に行ったら、前の市町村が保険者になる」

まずは、このように理解しておくと分かりやすいかもしれません。

そしてこの記事を読んでいただき、改めて住所地特例に関しての知識をアップデートさせておくと、いざ実践の場面でも困らないかもしれません。

また、各市町村毎に住所地特例の対象施設一覧などをまとめてインターネットで見れるようにしてくれている所も多くあります。そのような情報は日頃から確認しておくとよいでしょう。

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