【速報】ケアマネの基本報酬、引き上げ決定！

【速報】です。今朝確認した情報で、２０２４介護保険改正においてケアマネの基本報酬の引き上げが決定しました。

内容がコチラです

（画像引用元：JOINT介護ニュースサイトより）

まとめるとこんな感じです

平均１０単位程度のアップ。予防は思ったよりアップした感じです。（ちなみに逓減制が適用された後の居宅介護支援費（ii）や（iii）も引き上げ）

ひとまず、基本報酬の引き下げになった訪問介護のようにならなくて一安心。ちょっとでも上がった事自体は喜ばしい事です。

一方で素直に喜べない面もあります。その理由ですが、わずか１０単位程度のアップでは抜本的な経営状況の改善にならない。つまりケアマネの処遇の改善に繋がらないからです。

例えば１００人の利用者がいる所であれば、１０単位かける１００は１０００単位。１単位は大体１０円の為、月に事業所単位で１万円程度のアップ。

大規模な事業所なら200～300人いるかもしれませんが、それでも２～３万円のアップ。ケアマネの在籍人数、平均４人程度と考えて１５０人程度の請求を出す所が一番多いと仮定して、１万５千円のアップ。

焼け石に水というか、ほとんどアップしたうちに入らないでしょう。高騰している電気やガソリン代にかき消されて体感としてアップ感はほぼゼロの管理者、経営者がほとんどじゃないでしょうか？

国はケアマネの為に逓減制緩和や、オンラインモニタリングを可能にするなど色々やっていますが、そのどれもが抜本的な処遇改善に繋がらないものばかりで、今回の基本報酬アップも同様です。

やはり一本化される処遇改善加算の対象外になっている事があまりにも痛すぎる。

根本的に給料の大幅アップを見込める状況でない事に変わりなし。これが今回の報酬アップを素直に喜べない理由です。

このままでは本当にケアマネの担い手がいなくなる。そんな危機感が募ります。なんとか処遇改善の対象にケアマネも含めてほしい。そう思います。