ケアマネを辞めてしまう人の5つの特徴とは

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つぶやき

皆さんの周りでせっかくケアマネになったのに辞めていく人はいませんか?

僕の周りでも「実は来月いっぱいで辞めることにしたんです」等という話を聞くことがあり、その度に悲しいような、辛いような、悔しいような、言葉では言えない気持ちになります。

僕はそのような時、可能な限り「なんで辞めてしまうのか?」を尋ねるようにしています。そうした経験から、残念ながらケアマネを辞めてしまう人に多い特徴を5つにまとめてみました。

 

①ケアマネの仕事は楽にできると思っている

ケアマネになっても1~3ヶ月くらいの、比較的早期に辞める人に多いのがこれです。介護や看護職などをしていた頃「ケアマネって楽な仕事だよな~」と考えてなった人に見られます。

実際実務についてみると、知らない事、やった事ない事、それを毎日続けていくことの難しさに即ギブアップしてしまうパターンです。

「どうして自分はケアマネになりたいのか?」「これまで築いてきたキャリアを0ベースにしてでも本気でやりたいのか?」

ケアマネを志す前に、自分の気持ちに真剣に向き合っているかが大事になると思います。

②ケアマネは前職と全く異なる仕事であると、頭の切り替えができていない

例えば介護や看護職からケアマネになった人で、このような感覚でケアマネの仕事をする人がいます。

「ケアマネの仕事は要は、前職の延長線みたいなものでしょう」

この考えを僕ははっきり否定します。僕が新人のケアマネなどにこの点を教える時にこのような例え話をします。

「家を作る仕事で言えば、皆さんはこれまで大工さんの立場でした。しかし今日からはお客さんと話し合いをしながら、そのニーズにそって設計図を書いて、それを現場の大工さん達にどんな家を作ってほしいのか、伝えて実現するという全く異なる仕事をするんです」

こう説明すると大体の新人は理解できます。しかし、それでも頭を切り替えられず、これまでの感覚で利用者や家族に馴れ馴れしいタメ口言葉で話す等、礼儀作法やビジネスマナーから完全に外れたような態度を続けてしまう人がいます。

このような人はいつまでもクライエントや事業所等周囲との信頼関係が築けず、結果として辞めざるを得ない状況になってしまいます。

③コミュニケーション技術が足りない

ケアマネとして数年なんとか経験を積みはしたが、いまいち評判の良くないケアマネっていませんか?

こういう人に多い特徴で「相談援助職者としての、正しいコミュニケーション技術が身に付いていない」ことが多いです。

コミュニケーション技術については「コミュニケーション能力は正しい技術をマスターして身につけよう ケアマネに必須の相談面接技術とは」

こちらを参考にしてみてください。

ケアマネの仕事における最大の仕事道具は「自分自身」です。料理人が包丁を毎日丹念に磨き、清潔に保存しているのと同じで、ケアマネは自分自身の人間性がそのまま仕事の結果にダイレクトに反映されやすいと言えます。

しかし、そのことに気づかず、或いは気付いていても改善しようとしない人は結果として続けることが難しくなり辞めてしまいます。

④セルフケアができていない

これは真面目なタイプのケアマネに多い特徴です。「自分は未熟なんだから、休みの日も自己学習や参加できる研修には全部参加して、早く成長しなくては」等と考えていると危険信号です。

このタイプは現在困っている事、ストレスを感じている事等を周囲に相談できず自分だけで抱え込んでしまいます。その結果メンタル的にうつやバーンアウトのような状態になって「もう、これ以上ケアマネの仕事をする気持ちが無くなってしまいました」という事になってしまいます。

休みの日は少なくとも週に1回は、仕事の事を考えず自分が好きなことだけやる時間を作ったり、仕事のある日でも帰ったら短い時間でも自分がリラックスできる時間を作るなどうまくセルフケアをする必要があります。

ただし、このセルフケアのやり方に注意が必要な点があります。ダメなセルフケアのやり方に

・暴飲・暴食で自分の好きなものばかり飲み食いしてストレス解消

・お酒やタバコの飲み過ぎ

・休みの日は、昼まで寝るなど長過ぎる睡眠

・自宅でパソコンやスマホなどのネットゲームのやり過ぎや、ユーチューブなどの動画の見過ぎ

これらはセルフケアどころか、かえって自分の心身の健康状態を悪化させる恐れがあります。美味しい食べ物やお酒は良いものを適量摂るようにし、睡眠は休みの日に寝だめするのではなく、普段から寝る時間と起きる時間を一定にしておけば、休みの日も普段通りに起きれるので寝だめする必要はなくなります。

またゲームや動画がよくないわけではないのですが、やりすぎはメンタルに悪影響があるという研究結果もありますので、あまり長時間はやらないほうが良いでしょう。

お勧めはやはり趣味を一つ見つけることです。ただ大げさな趣味でなくても良いです。自分が心から熱中できるようなものかどうかのほうが大事です。

⑤自己研鑽が足りない

ケアマネは常に最新の情報やスキルの獲得に努力していく必要があります。そうでなければ、変化の激しい時代に適切なケアマネジメントはできないのです。

しかしこの自己研鑽ができない人は、10年以上やっていても2~3年レベルのケアマネとスキルレベルが大差ないという残念な状態になっています。

ただこの自己研鑽をやっていても、残念な事に結果として力が身に付いていない人もいます。そのような人に多いのは「週末の休みに10時間勉強するぞ」等と無理な計画でやっているパターンです。

僕のお勧めは「毎日コツコツやること」です。

例えば朝は仕事に行く前30分間勉強する。週末2日休みなら1日は研修に参加したり、研修がなければ普段よりも少し違う勉強を平日より少し多めにやる。もう1日の休みは自分の趣味など、仕事以外の楽しみの時間を持つ等です。

人間の集中力はそれ程長い時間持たず、大体15~45分くらいという研究結果が多いです。その為長時間勉強というのはかけた労力の割には、頭に何も入らず結果効率の悪いやり方になります。それよりは毎日やることで習慣化したほうが、結果自分のスキルレベルが向上します。

「毎日30分も無理」という方は、まずは開始のハードルを下げて5分だけでもやるという本当に小さな事からやってみてください。そのうち習慣化されれば、勝手に時間も増えてくると思います。

「週末の長時間勉強より、毎日少しの勉強」です。

それと、勉強だけでなく学んだ事を必ず実践で試してほしいと思います。その結果良い結果が出たものと、思ったような結果にならなかったものが必ず出ます。そして「どうしてこのような結果になったのか」振りかえってみてください。この振り返りの時に、できれば同じ職場のケアマネ等の同僚とやると、自分にはなかった視点からのアドバイスをもらえたりします。そして改善してまた試す。後はこの繰り返しです。

最近ライフハック系で流行りの「アウトプットの重要性」です。これはケアマネにも言えます。勉強ばっかりで、実践は全然ダメな頭でっかちなケアマネにならないようにすることが必要ですね。

まとめ

今回はケアマネを辞めてしまう人の5つの特徴を紹介しました。

もしこの記事を読んでいる人や、或いは周囲の人に当てはまる人がいたら辞めてしまう可能性があるかもしれません。そのような場合、この特徴を改善できるようにしてもらえると辞めずに続けられると思います。

同じケアマネとして、一人でも多くの人がこの仕事に誇りをもって頑張れるように自分もできることを一生懸命やっていきたいと思います。

 

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