「アルコール依存症」ケアマネジメントに必要な基礎知識とは?

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医療連携

最近世間的にも注目度が高くなってきたアルコール依存症。

そのきっかけはやはり、昨年国民的アイドルだった山口達也氏が起こした事件だと思います。彼は飲酒により体調を崩し入院していました。しかし退院してすぐに多量の飲酒をして、未成年の女子にキスをしようとした強制わいせつにより、芸能界を追われ現在はリハビリに専念する日々を送っているようです。

また、AAAの浦田直也氏が今年の4月に、朝まで多量飲酒をし、泥酔した結果見ず知らずの女性に暴力を振るいこちらも活動を自粛する事態に追い込まれました。

彼等が正式に「アルコール依存症」と診断されているわけではないかもしれませんが、今後そうなるリスクが高い状態です。

そして、こういったアルコールに関するトラブルはなにも芸能界だけではありません。僕達のような一般人でも同じようなトラブルになり、最悪は命を落とす。それがアルコール依存症の怖さです。

「そんなの一部の酒飲みの話でしょう」とこれまで思われてきたかもしれませんが、この病気が怖いところは「ごくごく普通の人でもアルコール依存症になる」ということです。つまり風邪のように、誰にでもなる可能性のある病気ということです。

そして、最近ではケアマネとして仕事をしていくなかで、アルコール依存症の疑いの強い利用者や家族が確実に増えてきています。その時ケアマネとして、この病気について正しい知識を知らなければ適切なマネジメントによる支援はできず、結果困難事例化させやすいことになります。

なので今回はアルコール依存症ってそもそもどんな病気なのかということについて紹介したいと思います。

アルコール依存症とは

最大の特徴はお酒の飲み方(飲む量、飲むタイミング、飲む状況)を自分でコントロールできなくなった状態になることです。このような状態の事を「コントロール障害」と言います。

その意味ではアルコールは麻薬や覚せい剤同様の依存性の薬物の一種といえます。実際アルコール依存症の治療に関わっている医師などが「ビール1缶飲むだけで、睡眠導入剤を内服するのと同じくらい強い作用がある  」と表現しています。それくらいアルコールというのは身近にあって、しかも誰でも簡単に摂取できてしまう薬物ということです。

この事からもアルコール依存症は本人の意思の弱さによって起こるのではなく病院で治療が必要な病気だといえます。

アルコール依存症になる過程

アルコール依存症を発生するまでのおおよその期間(毎日飲む習慣的飲酒を始めてから)が下記になります。

男性       約20~30年                                                              

女性       約10~15年    

習慣的な飲酒を続けるとアルコールに対する耐性ができます。最初は少量のお酒で気分良く酔えていても、徐々にそれができなくなることで飲酒量が増えてきます。その過程は薬物中毒者と全く同じです。

さらに進行すると飲む時間や飲む場所を気にしなくなってきます。そうなると家庭で配偶者から「離婚する」、職場で「退職してもらう」など言われても止められなくなり、最終的には飲むことが生活の全てになります。そうなると飲んで寝て、起きると再び飲んで寝るという連続飲酒を起こします。

1日の適切な飲酒量とは?

とはいってもお酒は好きで適度に付き合いながら楽しみたいという人も大勢いると思います。では1日の適切な飲酒量とはどのくらいなのでしょうか?

1日の適切な飲酒量とは純アルコール換算で10g、これを「1ドリンク」といいます。

男性:2ドリンク

女性や高齢者:1ドリンク

これが1日の適量となります。

なお1日に6ドリンクを越える飲酒をすると多量飲酒と考えられ、アルコール依存症になるリスクが高くなります。

では、具体的にどの程度の量が1ドリンクになるのかを示してみます。

男性       (全て2ドリンクでの量)

・ビール              500ml

・日本酒              1合弱

・焼酎    100ml

・ワイン              200ml

・ウイスキー       60ml

これらは全て2ドリンク量です。つまり1ドリンクはその半分で、女性ならここに示している半分の量が適量となります。

では、この量を守れば絶対大丈夫なのか?答えは「NO」です。

この量は厚生労働省などが、あくまでも日本人の平均的なアルコール分解能力から示しているに過ぎません。そしてアルコールへの耐性というのは個人差が大きいです。

さらに、日本人は欧米などの外国人と比較するとアルコールへの耐性が低いという研究データもあります。この適量を守っていたとしても、耐性が低い人が飲み続けるとアルコール依存症になる可能性があります。

皆さんも「休肝日」というのを聞いたことがあると思います。よく週2日は休肝日を設けましょうとか聞きますよね。

この休肝日の目的ですが、1週間あたりのアルコール摂取量を減らす事以外に、「飲酒を習慣化させない為」というのがあります。最初は少ない量であったとしても、飲酒が習慣化してしまうと、あっという間に多量飲酒を毎日してしまう可能性が高いためです。

ちなみに最近は海外の様々な国で安全なアルコール摂取量がどれくらいなのかという研究が積極的に行われています。そして、その基準は各国で異なっているのが現状です。現状一番厳しいと思われるのが英国で、その基準量は「1週間で10ドリンク以下」というものです。(ちなみに日本は14ドリンク)

これ、あくまで男性の基準なので女性の場合は1週間に5ドリンク以下です。つまり女性なら1週間にビール500ml缶を2本以上飲むことはリスクを高めることになるということです。

この量はお酒を飲まない人にはピンと来ないかもしれません。ただ僕もお酒が好きで休日の週末などには多少飲むので分かりますが、この量はお酒が好きな人には相当物足りない量です。

ただ、逆に言えばこれくらい厳しい制限をしないと健康を害してしまうリスクがアルコールにはあると理解する必要があります。

そうは言っても酒は昔から「百薬の長」等と言われ、少量であればむしろ健康に良いとし日本では飲酒に対して寛容な面があるのも事実です。しかし最近の研究では飲酒による健康メリットは0であり、飲めば飲むだけ単純にリスクが上がるというのが優位な見立てとなっています。

そもそもアルコールは先述したように、依存性の高い物質です。初めは少量で抑えれいてもそれが難しくなる可能性が高い事を考えれば、飲むほどに健康リスクは高まります。その為、元々飲酒習慣がない人がわざわざ飲む必要はないと思われます。

アルコール依存症により発生する問題

①家庭

多量の飲酒による経済的問題(お酒代がかかり過ぎることによる生活苦、重なる借金等)やDVなどが原因による別居、離婚など。子どもは親の暴言や暴力、育児放棄により健全な心身の発達が損なわれる可能性があります。

さらに刑事事件になるほどの激しいDVの場合は、暴力を振るった人の約7割は酒を飲んでいたというデータもあります。このようにDVと飲酒の間には深い関係があるのです。

②職場

勤務先での遅刻や体調不良で休む事が多くなる。或いは無断欠勤を繰り返すようになる。さらに仕事上でのトラブルが増え、会社に大きな損失を与えてしまい社会的な信用を失ってしまう。最悪は解雇や、それだけでなく損害賠償の請求などをされてしまうこともあります。

またアルコール依存症が進行してしまうと、仕事のプレッシャーを紛らわす為に仕事中でも飲酒を繰り返すなどの行為も行ってしまうようになります。こうなると職場での信用を失ってしまい、まともに仕事ができなくなってしまします。

③飲酒運転

アルコール依存症と飲酒運転の関係は根深いです。飲酒運転検挙者の約4割はアルコール依存症になりますが、これには飲酒運転の常態化があると考えられます。

つまり数時間おきの連続飲酒が習慣となり、飲酒運転を避けようという心理が働かなくなり、飲酒しても抵抗なくハンドルを握ってしまうようになるということです。

飲酒運転による事故は被害者、加害者双方の将来を一瞬で壊してしいます。また事故による入院や死亡による労働効率の低下、治療費などの社会的負担の増大など、地域社会全体に与える影響は大きいものがあります。

④事件・事故

飲酒にまつわる事故には転倒、転落、溺水など多くあります。その中でも一番多いのが「階段や駅のホームからの転落」

駅でこれらの事故を起こした人のうち62.5%が酩酊者によるものだったとうデータもあります。酔うことにより判断力や自制心の低下、さらに運動機能も低下する為このような事故が起こるのです。

この他に外で寝込むことによる凍死、吐いた物を詰まらせての窒息など命を危険にさらす事故が起きやすいのです。

また自制心が低下することで暴力などの犯罪も起こしやすくなります。

少し古いですが、2011年調査で駅員などに対する暴力行為の加害者の75%が飲酒状態だったとうデータもあります。

このような事態に対応する為再発防止策として警視庁は飲酒運転による免許取り消し処分者講習に飲酒運転を見直すプログラムを取り入れました。またアルコール問題を持つ受刑者に対して教育プログラムを導入するところが増えています。

⑤社会的損失

アルコール依存症による損失は年間4兆円以上と言われています。(酒税の3倍以上)

2013年の厚労省の調査で日本の飲酒人口は男性:82.4%、女性:60.1%です。その中で1日6ドリンク以上の多量飲酒者の割合は男性:15.6%、女性:3.6%です。

男女合わせて全体の19.2%もの人がアルコール依存症になるリスクが高い、もしくはアルコール依存症という状況です。

これは日本という国にとって大きなリスクを抱えている状況とも言えます。そして世界レベルではWHOが「アルコールの有害な使用は、世界の健康障害の最大のリスク要因の1つ」として、規制などを各国に呼びかけており、世界的にもアルコールの有害性が今大きな議論となっています。

それ程に、アルコールが人間に与える影響が大きいということです。

なぜ、多くの問題が発生してしまうのか?

飲酒することにより、多くの問題が発生します。しかしこれらの飲みすぎが原因で起きている問題も、本人は家族や周囲の人の注意や説得を聞こうとしません。これはその人個人の人格が悪いというものではなくアルコール依存症になると問題が起きても自分に都合よく考えて反省しなくなるという特性がある為です。

また酒を飲むのを止める人がいれば「自分の楽しみを奪うやつ」と反発心を感じ、依存症の悪影響を否認したり、飲酒関連の問題にうすうす気づきながら周囲に助けを求めなくなります。

このことからアルコール依存症は「否認の病気」とも言われています。

この「自分に都合よく考えること」「依存症を否定する」というのは依存症の人、もしくはなる可能性が高い人はほぼ100%に近い確率で出現します。

アルコールの離脱症状

アルコール依存症の患者は体内のアルコール濃度が下がってくると様々な自律神経症状や情緒障害、手の震え、幻覚などの症状が見られるようになります。これを「離脱症状」と言います。

離脱症状は時期によって「早期離脱症状」「後期離脱症状」に分けられる

 

「早期離脱症状」

飲酒を止めて数時間後に出現

症状

手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚、幻聴など

 

「後期離脱症状」

飲酒を止めて2~3日で出現

症状

幻視、見当識障害、興奮、発熱、発汗、震えなど

アルコール依存症の患者はこの離脱症状から逃れる為にさらに酒を飲み続けます。この離脱症状が連続飲酒を起こす原因になっているのです。

アルコール依存症の診断

アルコール依存症の診断には専門医による診察が必要です。

WHOが下記の診断基準を定めており過去1年間に3項目以上当てはまる場合アルコール依存症と診断されます。

① お酒を飲めない状況でも強い飲酒欲求を感じたことがある
②  自分の意思に反してお酒を飲み始め、予定より長い時間飲み続けたことがある。また予定よりたくさん飲んでしまったことがある
③お酒を飲む量を減らしたりやめたりする時手が震える、汗をかく、眠れない、不安になるなどの症状が出たことがある
④飲酒を続けることでお酒に強くなった、或いは高揚感を得るのに必要なお酒の量が増えた
⑤ 飲酒のために仕事、付き合い、趣味、スポーツなどの大切な事をあきらめたり、大幅に減らした
⑥お酒の飲みすぎによる身体や心の病気がありながら、またそれがお酒の飲みすぎのせいだと知りながらそれでもお酒を飲み続けた

アルコール依存症が疑われるサイン

もし身近に「ひょっとしたら、アルコール依存症なのかも・・・」と思う人がいたら、以下のような様子が見られないか確認してみてください。

・飲酒量が増えた

・飲むスピードが早い

・飲む時間が長く、回復にも時間がかかる

・酒を飲まないと離脱症状が起きる

上記のようなサインが見られたその人はアルコール依存症になっている可能性があります。まずは最寄りの保健所や保健センター、専門医などに相談することをお勧めします。

アルコール依存症者に多い身体の病気

主なものとして

口腔・咽頭ガン、脂肪肝、アルコール性肝炎、肝線維症、肝硬変、十二指腸炎、十二指腸潰瘍、小腸炎、吸収障害、卵巣機能不全、勃起障害(ED)、痛風、末梢神経障害、大腿骨骨頭壊死、急性アルコール中毒、食道炎、食道ガン、食道静脈瘤、心筋症、高血圧、不整脈、胃炎、胃潰瘍、胃ガン、膵炎、糖尿病、下痢、痔、大腸がん・・・etc

こんな風にほとんどのメジャーな病気の原因になります。そう考えると、アルコール依存症の恐ろしさが分かりますね。

①消化器の病気

消化器の病気では肝疾患が代表的。常習的に大量の飲酒を続けるとまず脂肪肝を起こします。

脂肪肝の段階では自覚症状がなく飲酒を止めれば肝臓の状態は良くなります。しかし飲酒を続けることにより、アルコール性肝炎やアルコール肝線維症となり発熱や腹痛の自覚症状が出現します。それでも飲酒を続けると肝障害の末期である肝硬変になります。

またすい炎は胆石や自己免疫疾患でも罹患するが飲酒によっても起こります。すい炎には急性すい炎と慢性すい炎があり、急性すい炎では死亡に繋がることもあります。慢性すい炎ではすい臓の繊維化、消化酵素やホルモンの分泌低下が見られます。すい臓が分泌するホルモンの一種であるインスリン分泌の低下は糖尿病の原因にもなります。

さらに飲酒はほぼ全ての消化菅に悪影響を及ぼす為、胃食道逆流症、マロリーワイス症候群(激しい嘔吐を繰り返し食道と胃の境目付近が裂けて出血する)、急性胃粘膜病変、門脈圧亢進性胃炎、下痢、栄養などの吸収障害、痔核の原因になるのです。

②循環器の病気

飲酒と関連する主な循環器の病気には心筋梗塞、心不全、高血圧、脳梗塞、脳出血、不整脈末梢神経障害があります。

特に高血圧は脳卒中や心臓病のリスクを高めると言われてます。脳卒中とは脳の動脈硬化が進み、脳の血管が詰まったり破れたりする病気の総称で、日本人の死因の第3位を占めます。脳の血管が破れる脳出血、脳動脈瘤が破裂するくも膜下出血、脳の血管が詰まる脳梗塞に分かれます。

また主な心臓病である心筋梗塞は冠動脈の動脈硬化やけいれんによって心筋への血流が不十分となり心筋が壊死に陥った状態のことです。心筋梗塞は急性心筋梗塞と陳旧性心筋梗塞に分類され急性心筋梗塞は心原性ショックや致死性不整脈などの原因となり、陳旧性心筋梗塞は慢性心不全の原因となるのです。

③生活習慣病

生活習慣病とは毎日の食事や飲酒、たばこなどの嗜好品、生活環境など日常生活の積み重ねが原因で発症する疾患の総称です。日本人の約2/3の死因が生活習慣病であると言われています。

生活習慣病にはがん、心臓病、脳卒中をはじめ糖尿病、高血圧、脂質異常症(高脂血症)、メタボリックシンドロームなども含まれます。

特にメタボリックシンドロームに関連する高血圧、脂質異常症、高血糖には過度の飲酒が関連していることが多いと言われています。メタボリックシンドロームは肥満による内臓脂肪の蓄積で起こりますが、肥満には酒自体のカロリーだけでなく、脂っこいおつまみの食べ過ぎやアルコールによる食欲増進も関連しています。

飲酒と糖尿病の関連はアルコール自体の作用やアルコールの体内での処理(代謝)が血糖値に影響を与えるほか、アルコールによる慢性すい臓炎によりインスリンの分泌低が低下することも関連しています。

飲酒と脂質異常症の関連は、飲酒時のカロリーの摂り過ぎが主な原因ですが、アルコールの代謝に伴い血液中の脂質が高くなることもあります。またプリン体を多く含むビールなどを長期にわたって大量に摂取すると高尿酸血症になる可能性があり痛風の危険因子となります。

④神経、筋肉系の病気

飲酒による神経障害はアルコール自体の毒性よりも、飲酒に伴う食事のバランスの崩れによるビタミンB1、B6、B12の不足が原因となることが多いと言われます。特にビタミンB1はアルコールの代謝に使われるため、慢性的なB1欠乏状態が起こりやすくなります。ビタミン欠乏性の障害は全身の様々な神経で起こります。

アルコール性抹消神経障害は、手足の抹消にしびれ感、痛み、脱力、筋萎縮を起きます。ビタミンB1の欠乏でおこるウェルニッケ脳症では無欲状態になり、眼球運動障害(眼があまり動かなくなる)、眼振(眼球がリズミカルに動く)、失調性歩行(酔ったようにふらふら歩く)が起こります。

また飲酒により小脳が萎縮するアルコール性小脳失調症でも歩行が不安定になり、その結果転倒などによる頭部外傷が起こりやすくなります。アルコール依存症の人が怪我をしたり、最悪の場合駅のホームに転落して大事故になったりするのもこれが原因です。

⑤精神系疾患

アルコール依存症は体の病気のばかりでなく、脳にも悪影響を及ぼします。うつ病、睡眠障害、自殺、認知症とアルコール依存症は強く結びついているといわれます。

うつ病の人がアルコール依存症になると、飲酒は一時的な気分の高揚をもたらします。しかし酔いが醒めると憂うつな状態に戻り、これを解消するためにまた飲酒を繰り返す依存症になります。また長期間の大量飲酒がうつ病を引き起こすとも言われます。

また脳萎縮が進行することなどにより、アルツハイマー型認知症などに罹患するリスクが高まります。その結果若くても認知症のような状態になってしまう人もいます。そうなると家庭や職場、生活に与える影響の大きさは計り知れないものになります。

女性とアルコール依存症

女性は体質的に男性より少ない飲酒量、飲酒期間で依存症になりやすいです。

それに加えて摂食障害を併発していたり、結婚生活や子育てといった人生変化のストレスで飲酒が進むケースが多く、周囲の理解を得にくく孤立しがちです。

治療においても家庭生活との両立が求められ、男性より複雑なサポートが必要になることが多いです。社会の変化に伴い女性のアルコール依存症患者は年々増えています。しかしアルコール依存症は男性の大酒飲みがなるというような誤解から「女性なのにアルコール依存症だなんて言えない」と隠してしまい表面化にしにくいという特徴もあります。

結婚などの人生の変化が影響

女性はそのライフサイクルの中で「いい子」「いい妻」「いい嫁」「いい母親」など、周囲や社会から様々な性役割を求められます。その為女性のアルコール依存症にはアイデンティティ・クライシス(自我の危機)が深く絡んでいると言われます。飲酒の背景には生き方や自立の悩み、夫婦関係や嫁姑関係、子育て、介護、更年期障害、「空の巣症候群」など人生の変化が関わっていることが少なくないのです。

治療を続ける為には周囲の理解が欠かせない

回復には同じ悩みをもつ女性同士のグループなど安心と共感ができる場で自分自身を取り戻していくことが力になります。しかし家事や子育て、介護など365日休みなしの仕事を抱えているとなかなか治療に専念できません。通院や自助グループ参加の時、他の家族に役割を代わってもらったり、様々な制度を利用するなど負担を軽くする為の周囲の理解やサポートが必要になります。

まとめ

今回はアルコール依存症や、それに関連するカテゴリー、基本的な知識について紹介しました。

アルコール依存症に対して、ケアマネとしてどのような支援をしていけばよいのか?具体的な内容についてはコチラの記事にまとめているので参考にしてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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上記のような医療との連携に苦手意識や悩んでいるケアマネは多いです。
特に僕のような福祉系職種からケアマネになった人は、この「医療連携」の壁に必ずぶち当たります。
そんな医療連携で悩むケアマネの人を、一人でも減らし、ケアマネの仕事を自信をもってやってほしい!
そんな思いで本書を作り上げました。
かつては医療連携が苦手だった僕も現在はこんな感じです。
・ケアマネ歴10年以上(居宅の管理者も経験)
・従業員数1000人を超える大手医療法人グループで勤務
・毎日のように医師、看護師、リハビリスタッフと仕事を一緒にしている
・(全老健)リスクマネジャー
ケアマネとして長年の医療職との実際の連携の経験と、連携を上手くできるようにするためにたくさんの本や研修などから学んだ知識を1冊の本にまとめた自信作です。
アマゾンの電子書籍サービス「Kindle」での販売となります。

どんな内容の本か?もう少し詳しく分からないと買うかどうか決めれない

そんな人の為に、本の内容をより詳細にまとめた記事を書いたので興味がある方はまずはこちらを見てから検討してください

一般の方向けに「頑張りすぎない介護」をやってもらう為の本もkindleで作成しました

自分が倒れるまで頑張りすぎる人の助けになりたいと思い書き上げた、2作目の本になります。
この本の詳細についてはコチラをご参照ください
2冊とも、あの「GAFA」の一角、アマゾンが運営する電子書籍サービスkindleで購入する事ができます。

ちなみにKindle Unlimited(月額定額制の電子書籍読み放題サービス)を利用中の方であれば無料で読むこともできます。

Kindle Unlimitedご利用中の方は無料ですので是非ダウンロードして読んでみてください。

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医療連携
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