BPSD対応⑩「収集癖」 一見ゴミ同然の物を集めてしまう理由とは?

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認知症ケア

「なんでこんな物を大量に集めているの??」

認知症の人のケアをしていると、よくある場面です。ズボンのポケットが随分膨らんでいるので確認すると、中から大量のティッシュペーパーが・・・。何度止めてと言っても繰り返してしまい、どう対応したらいいか分からない人は多いです。

どうして一見不要な物を集め続けてしまうのか。収集癖の症状がある人にはどう対応すべきなのかを紹介します。

収集癖が始まる原因

①過去に大切な物を無くした体験

過去に何か大切な物を失った記憶が、認知証の発症によりそこだけが本人の中に強く残っており「無くなってしまわないよう、今からストックしておかなければ」という考えになり、結果物を集めてしまう行動に繋がってしまいます。

例を挙げるとオイルショックです。この時にはティッシュやトイレットペーパーを我先にと買い占める人達で溢れたようです。そして、収集癖の方で集める物で多いのがこの紙類です。そういった過去の記憶と現在の行動が密接に繋がっている可能性があります。

②モノが保管されていることを思い出せない、忘れてしまう

僕達も生活の中で必要な物はある程度買い置きして、無くなってもすぐ補充できるようにしている人が大半だと思います。そういった備えがあるからこそ安心して生活ができます。

特に食料や紙類、各種洗剤やシャンプーなどの整容用品。こういった消耗品は急に無くなると困ってしまいます。都会のように、深夜でも営業しているお店がたくさんある場所なら、急に無くなっても買いにいけますが、田舎に住む高齢者はそうはいきません。

そしてその感覚は残っているが、ストックがあることは認知症の影響で思い出せなかったり忘れています。その為「ティッシュの買い置きあったか思い出せない。不安だからストックしておこう」と思って物を集める行動をしてしまいます。

③孤独や寂しさ

高齢になると仕事を辞めて、家庭内でも役割が無く、何もする事なく過ごす時間が多くなります。

僕達現役世代は、様々な役割を背負わされている事もあるので実感はないと思いますが、人は自分自身の役割のない事にとても強い孤独や疎外感を感じます。

いくら周囲が「そんな事ないよ」と言っても「私は誰からも必要とされない、価値のない存在なんだ」と考えてしまうのです。

認知証の発症と、その孤独や寂しさを埋めたいという気持ちから物を集めてしまう行動に繋がる事があります。

僕達も欲しいと思ったモノが手に入り、それが手元にあると一時的な満足感や幸福感を感じると思います。しかし、その満たされた感覚は長続きしないことも知っています。

その為一時的な幸福感を長く感じる為には、モノを集め続けるしかない状況になるのです。

収集癖がある人の対応方法

①本人にとっては大切なモノであると認識する

介助者にとってはゴミ当然の物でも、本人にとっては大切だと感じているから集めているのです。

それなのに集める事を叱責したり、勝手に捨てたりすると当然本人は怒ります。そして余計に行動がエスカレートする悪循環になってしまいます。

その為基本は本人がしたいようにさせてあげるのが良いです。

「そんな事していたら、家がグチャグチャになってしまう」と心配もあります。そこで

・モノを保管する場所が決まっているなら、そこを本人が集めているモノで満たしておく
・触って困るモノ(刃物や薬等)は触れない場所に保管しておく
・ゴミだと思える物は本人に捨てていいか聞いてから処分する。(「明日ゴミの日だからよかったら一緒に捨てておくけどどうする?」等上手な声掛けをするのが大事です)

②家族や友人等、他者と一緒に充実した時間を過ごす

親しい人と充実した時間を過ごすことができれば、モノへの執着が少しずつ少なくなってきます。上手くいけば、執拗にモノを集める行為が見られなくなる場合もあります。

そこで本人にとって大切な家族や友人などといった人達との時間を充実させる事を考えてみましょう。

この時ただ長い時間一緒に過ごす=充実した時間というわけではありません。

例えば食事を一緒に食べる、買い物に一緒に行く。そんな時間も無いのであれば、朝の挨拶+一言話しかける事を続けてみる。こんな小さな事でも継続していく事で本人の様子が良い方向へ変わる事があります。

また本人の状態によりますが、可能であれば簡単な家事(食器洗い、掃除、洗濯など)をやってもらう、デイサービス等を利用し色々な人と関わる時間を増やす等、本人の日中の時間を充実させる事を試してみるといいでしょう。

まとめ

収集癖の原因

・モノを無くした経験
・記憶力の低下
・孤独や寂しさ

こういった事が理由で起きています。その為対応としては、無理やり止めさせようとせず、日々の中で人と関わる時間を増やし、生活の充実感を向上させることが大事です。

ただ、症状が進行していて対応が難しい場合は一度専門医に受診することも必要です。この辺りはケースごとに判断してほしいと思います。

 

 

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