デキる介護職の3つのコミュニケーションポイント

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激的に成長する 介護職必須の3つのコミュニケーションポイント コミュニケーション技術

この記事はこんな人にオススメ

・現在働いている介護職員
・利用者や家族、同僚等の他の人とのコミュニケーションが上手く取れず、仕事がしんどい
介護職は最も利用者さんと接する時間も長く、また看護師やケアマネ等、他の専門職との連携の機会も多いと思います。
その為質の高い業務を遂行する為には、コミュニケーション能力を高める必要があるのですが、実際にはコミュニケーションが苦手な介護職の人もたくさん見かけます。
ただ介護の仕事でコミュニケーションの苦手意識をいつまでも持っていると仕事そのものが嫌になってしまいます。そこで今回は、介護職の人が知っているだけでコミュニケーションの苦手意識が減り、激的に成長するきっかけにもなるポイントについて解説します。

介護職必須の3つのコミュニケーションポイント

介護職必須の3つのコミュニケーションポイント

①ネガティブをポシティブに捉え直す

コミュニケーションに苦手を感じる人で多いのは、以下のような特徴です。

  • 慎重すぎて行動できない
  • 繊細すぎて、ちょっと注意されたらすぐヘコむ
  • 人見知りで、人と話そうとすると緊張して上手く喋れない

他にもあると思いますがこんな感じです。これは普通に考えればネガティブな事ですし、当てはまる人であれば直したいと思っている人もいるかもしれません。

しかし無理に頑張って直そうとしても簡単に変えられるものではなく、結果として

「こんなに頑張ったのに何も変われなかった。自分はダメな人間で、この仕事に向いてないんだ」

こんな思考に陥ってしまい、辞めていった人を何人も見てきました。

このように無理な事をするよりも、もっと簡単で効果がある方法があります。それは

ネガティブな事を、ポシティブに捉え直す

これだけです。例えばですが、先程のネガティブに捉えている特徴を

  • 慎重 → 計画的に物事を進められる。観察や分析力に優れている
  • 繊細 → 感情や感覚に優れ、ちょっとした変化にも気づく力がある
  • 人見知り → 相手とじっくり時間をかけて、深い関係を作れる

こんな風に捉え直すだけです。そもそも自分の性格や特徴をネガティブだとかポシティブだとか評価しているのは他ならぬ自分自身です。

そう考える事ができれば、短所を長所と捉え、それを活かすコミュニケーション方法を考えるほうが得策です。

こうすることで、少しずつ自分に自信がつき、コミュニケーションの苦手意識が無くなってきます。

②利用者に本当にやりたい事を語ってもらう

介護職の皆さんもケアプランに書かれているニーズは見たことあると思います。しかし、利用者の本当にやりたい事を実現させようとしているモノは少ないのが現実ではないでしょうか?

それは人間というのは、やりたい事があったとしてもそれができない分かりやすい理由が目の前にあると「どうせできない」と誰もが思ってしまいます。それは皆さんのような専門職だけでなく、当の本人ですらそう強く思っています。

これを「メンタルブロック」と言うのですが、人間は困難な事に挑戦するより、それらしい理由を作って「だからできない」と納得させたい心理があります。

このメンタルブロックをぶっ壊して、本人自らが「実は◯◯がまたやりたい」

そう言える状態に引き出す事が、介護職の人にはできるのです。

その為にはまずは今の本人の率直な思いを傾聴し、受容する事からスタートします。その上で少しずつ「田中さんはもし可能であるなら、また◯◯したいという気持ちはありますか?」

と聞いてみます。最初からいきなりポシティブな発言を引き出せはしませんが、少しずつメンタルブロックが壊れてくれば「そりゃ、できたらやりたいけど・・・」

こんな言葉が出てくればチャンスです。介護職から多職種に呼びかけ、どうすればできるのか全員で考えましょう。

例えばゴルフが好きだったが脳梗塞で片麻痺になり車椅子生活になった。そんな人がもう1回昔と全く同じやり方でゴルフをするのは確かに現実的ではありません。

しかしパットゴルフならどうでしょう。パットゴルフのサービスを展開している店舗はありますし、これなら車椅子に座ったままでもできるかもしれません。

大事なのは、本人の意向を100%実現できるか・できないかではありません。1%でも近づける努力を全員で全力でやることなのです。

その姿勢が必ず利用者や家族に生きる活力を与え、再び自らの人生に希望を見出す可能性があります。

これからの介護は誰でもできる介護をただしていればいいわけではありません。クリエイティブな工夫も必要で、それができる人や事業所だけが生き残っていけるでしょう。

③多職種連携では、介護職から生活情報を伝える

介護職の人達の態度で気になるのが、自分達の専門性を低く見積もり過ぎている人が一定数いる事です。

看護師、リハビリ職、ケアマネ等と自分達を比較した時に「自分達はこの人達より劣るので、指示に従っていればいい」

そんな風に思っていませんか?もしそう思っている人がいたら、全くの間違いです。

実は看護師にしても、リハビリ職にしても、僕達ケアマネにしても自分達の専門性を活かすのに知りたいのはまずは「生活情報」なのです。

そしてその生活情報を最も知っているのは?そう、最も多くの時間利用者と接している介護職の人達なんです。

そして必要な生活情報を渡す事ができれば、堂々と対等な立場で連係ができるでしょう。何せ僕達のほしい生活情報を得る為には、介護職の人達と良い信頼関係を結ぶ必要があるからです。これができればマウントを取るなど上から目線の態度の他職種は減ってくるはずです。

その為には必要な情報をしっかり記録として残しましょう。例えばこういった情報が重要です。

・排泄行為をどの程度自分の力で行えているか?どの程度介護が必要か?
・排尿、排便の量。色、形状、頻度等
・食事の摂取量。体重の経過
・薬はしっかり飲めているのか?
・普段と違う様子が見られたら、どういった事が違うのか?
・転倒はないか?なくても、転倒になりそうな行動はないか?
・認知機能・精神状態の変化はあるか?
・家族の本人への態度や、本人の事に対して発言の内容に変化がないか?
・夜は睡眠はどの程度取れているのか?
・実はこんな趣味や特技があった

他にもたくさんありますが、ポイントは他の専門職がどういった役割を全うしようとして仕事をしているのか?それを把握できれば、自然と相手の欲しい情報が分かってきます。

まとめ

介護職必須の3つのコミュニケーションポイント
①ネガティブをポシティブに捉え直す
②利用者に本当にやりたい事を語ってもらう
③多職種連係では、介護職から生活情報を伝える
僕は介護職の最大の武器であり、長所は「コミュニケーション能力」だと思います。
食事・排泄・入浴等の「3大介助」ができるのが最も長所であり求められていると思われやすいですが、こういったケアは将来的に機械や外国人がかなりの割合を担えるようになってきます。
もちろん人手不足なので、一定のニーズはありますが、利用者や家族が本当に求めているのは、そういった誰でもできる事ではなく、「プロの介護職でないとできない事」であり、それこそが質の高いコミュニケーションなのだと思います。
是非、自分達の長所を磨いてもらいたいと思います。この記事がその手助けになれば嬉しいです。

 

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