ケアマネの給付管理①基本編 月の途中で介護度が変わったら?

スポンサーリンク
給付管理

居宅のケアマネをしていると、絶対に避けて通れないのが毎月行っている「給付管理業務」でしょう。

この給付管理は実務的には事務員が行っている事業所も多く、その影響かこの給付管理については苦手意識が強いケアマネの人が多いような気がします。

しかし、利用者の支援をしていく中できちんと覚えておかないと、利用者だけでなく支援してくれるサービス事業所にも迷惑をかけることにもなりかねません。

なので、今日は給付管理について。まずは基本的な事「月の途中で介護度が変わった場合」をお伝えしたいと思います。

月の途中で介護度(要支援→要支援。要介護→要介護)が変わったら

この場合の基本的なルールですが、

・支給限度額は重いほうの介護度を適用
・給付管理票に記載する介護度も重いほうの介護度を適用
・居宅介護支援費の請求は月末時点のものを適用
・各サービス事業所の介護給付費明細書に記載するのは月末時点のものを適用
・介護度によって単位数が変わるサービス(デイやショート等)はサービス利用時点の介護度を適用(小規模多機能等の月額定額の場合は日割りにし、同じ考えで計算する)

では、この考えを理解したうえで例を上げてみます。例えば滅多にないことですが、月途中で要介護3→1になった場合です。(普通は逆パターンの1→3が多いと思いますが、それだとほぼ全部要介護3の適用になってしまい、かえって分かりにくいので)

・支給限度額は要介護3を適用
・給付管理票に記載する介護度は要介護3を適用
・居宅介護支援費の請求は要介護1を適用
・各サービス事業所の介護給付費明細書に記載するのは要介護1を適用
・介護度によって単位数が変わるサービス(デイやショート等)はサービス利用時点の介護度を適用

(例えば16日から介護度が変更になり、デイを利用していた場合。1~15日までの利用は要介護3で、16日~のぶんは要介護1の単位数を適用して計算するということです)

月途中で要支援から要介護に変わったら?

これも基本的な考え方は上記と同じです。ただし少し違いがありますので紹介します。

要支援の月額定額サービスは日割りにする

この日割り対象になるサービスは予防の「訪問介護」「通所介護」「通所リハビリテーション」です。これらのサービスは月額定額での利用になっていますので、日割り計算を適用してください

給付管理は居宅介護支援事業所が行う

今更の話ですが要支援1・2「介護予防支援事業」

居宅のケアマネが行っているのは「居宅介護支援事業」

つまり2つは異なる事業であり、介護予防支援事業は本来包括支援センターが行う業務ですが、居宅は包括から「委託」という形で業務を代行することができます。

この場合「じゃあ、どっちが給付管理行うの?両方?それともどっちかだけ?その場合支援費の取り分はどうなるの?まさか山分け・・・?」

疑問だらけですよね。これも明確にルールが決まっています。

月末時点では要介護ですので、給付管理は居宅事業所が行います。

給付管理管理票は要支援・要介護両方のサービスを一緒に処理できるようになっていますので問題ありません。そして、介護予防支援事業所(包括支援センター)はその月は途中まで支援業務をしていたとしても、給付管理をしない以上は報酬は0となります。

辛い部分ですが、ルールですので仕方がありません。

まとめ

今回は月途中で介護度が変わった場合の給付管理のルールについてお伝えしました。基本的な事を理解すればそれ程難しくありませんので是非覚えましょう。

・支給限度額は重いほうの介護度を適用
・給付管理票に記載する介護度も重いほうの介護度を適用
・居宅介護支援費の請求は月末時点のものを適用
・各サービス事業所の介護給付費明細書に記載するのは月末時点のものを適用
・介護度によって単位数が変わるサービス(デイやショート等)はサービス利用時点の介護度を適用

 

出版中のkindle本

「自分の老後は絶望的な未来しか見えなくて、常に不安を感じながら生きている」

そんなあなたへ。ケアマネ歴10年以上の著者が、多くの人が抱える老後の不安を解消する本を余すことなく紹介した本です。

「孤独になるのが怖い。でも人付き合いも苦手だしどうしていいか分からない」

こんな悩みを抱えている人へ。実は孤独は恐れる必要はない、むしろ夫婦や恋人、親友のような最高のパートナーにする事で今までの悩みが消え、これまでにないくらい人生を楽しむ為の1冊です

孤独死や一人ぼっちの老後など、孤独はネガティブなイメージが多いです。

しかし本当に人生を楽しむ為にはむしろ孤独と仲良くなる必要がある。孤独な時間を楽しむ事ができれば、無理な人付き合いをすることなく人生を楽しめる。その事実を一人でも多くの人に知ってほしい。

そんな思いで書いた4冊目の著書になります

多職種連携が苦手。人間関係を上手くまとめる事できないから、ケアマネ続ける自信が無い

こんなお悩みを抱えているケアマネさんへ。多職種連携を「心理学」という視点から上手くやる為の知識をまとめた本をkindleで作成しました。

ケアマネさんにとって多職種連携は絶対必須のスキル。なぜならこれができないと仕事にならないからです。でも、難しくて上手くできない。これが嫌で辞めていくケアマネさんも多いです。
本書はそんなケアマネさんの救いになればと思い書き上げた、3冊目の本になります。
この本の詳細については、こちらをご参照ください
医療連携が苦手なケアマネ向けにキンドル本も出版してます。

・主治医に連絡や相談するのが緊張してできない
・利用者が入院や退院した時に、病院の医療職との連携が苦手
・在宅の医療系サービスの上手な使い方が分からない
上記のような医療との連携に苦手意識や悩んでいるケアマネは多いです。
特に僕のような福祉系職種からケアマネになった人は、この「医療連携」の壁に必ずぶち当たります。
そんな医療連携で悩むケアマネの人を、一人でも減らし、ケアマネの仕事を自信をもってやってほしい!
そんな思いで本書を作り上げました。
かつては医療連携が苦手だった僕も現在はこんな感じです。
・ケアマネ歴10年以上(居宅の管理者も経験)
・従業員数1000人を超える大手医療法人グループで勤務
・毎日のように医師、看護師、リハビリスタッフと仕事を一緒にしている
・(全老健)リスクマネジャー
ケアマネとして長年の医療職との実際の連携の経験と、連携を上手くできるようにするためにたくさんの本や研修などから学んだ知識を1冊の本にまとめた自信作です。
アマゾンの電子書籍サービス「Kindle」での販売となります。

どんな内容の本か?もう少し詳しく分からないと買うかどうか決めれない

そんな人の為に、本の内容をより詳細にまとめた記事を書いたので興味がある方はまずはこちらを見てから検討してください

一般の方向けに「頑張りすぎない介護」をやってもらう為の本もkindleで作成しました

自分が倒れるまで頑張りすぎる人の助けになりたいと思い書き上げた、2作目の本になります。
この本の詳細についてはコチラをご参照ください
2冊とも、あの「GAFA」の一角、アマゾンが運営する電子書籍サービスkindleで購入する事ができます。

ちなみにKindle Unlimited(月額定額制の電子書籍読み放題サービス)を利用中の方であれば無料で読むこともできます。

Kindle Unlimitedご利用中の方は無料ですので是非ダウンロードして読んでみてください。

Kindle Unlimitedについて、より詳しく知りたい方はコチラをご参照ください

出版中のkindle本

「自分の老後は絶望的な未来しか見えなくて、常に不安を感じながら生きている」

そんなあなたへ。ケアマネ歴10年以上の著者が、多くの人が抱える老後の不安を解消する本を余すことなく紹介した本です。

「孤独になるのが怖い。でも人付き合いも苦手だしどうしていいか分からない」

こんな悩みを抱えている人へ。実は孤独は恐れる必要はない、むしろ夫婦や恋人、親友のような最高のパートナーにする事で今までの悩みが消え、これまでにないくらい人生を楽しむ為の1冊です

孤独死や一人ぼっちの老後など、孤独はネガティブなイメージが多いです。

しかし本当に人生を楽しむ為にはむしろ孤独と仲良くなる必要がある。孤独な時間を楽しむ事ができれば、無理な人付き合いをすることなく人生を楽しめる。その事実を一人でも多くの人に知ってほしい。

そんな思いで書いた4冊目の著書になります

多職種連携が苦手。人間関係を上手くまとめる事できないから、ケアマネ続ける自信が無い

こんなお悩みを抱えているケアマネさんへ。多職種連携を「心理学」という視点から上手くやる為の知識をまとめた本をkindleで作成しました。

ケアマネさんにとって多職種連携は絶対必須のスキル。なぜならこれができないと仕事にならないからです。でも、難しくて上手くできない。これが嫌で辞めていくケアマネさんも多いです。
本書はそんなケアマネさんの救いになればと思い書き上げた、3冊目の本になります。
この本の詳細については、こちらをご参照ください
医療連携が苦手なケアマネ向けにキンドル本も出版してます。

・主治医に連絡や相談するのが緊張してできない
・利用者が入院や退院した時に、病院の医療職との連携が苦手
・在宅の医療系サービスの上手な使い方が分からない
上記のような医療との連携に苦手意識や悩んでいるケアマネは多いです。
特に僕のような福祉系職種からケアマネになった人は、この「医療連携」の壁に必ずぶち当たります。
そんな医療連携で悩むケアマネの人を、一人でも減らし、ケアマネの仕事を自信をもってやってほしい!
そんな思いで本書を作り上げました。
かつては医療連携が苦手だった僕も現在はこんな感じです。
・ケアマネ歴10年以上(居宅の管理者も経験)
・従業員数1000人を超える大手医療法人グループで勤務
・毎日のように医師、看護師、リハビリスタッフと仕事を一緒にしている
・(全老健)リスクマネジャー
ケアマネとして長年の医療職との実際の連携の経験と、連携を上手くできるようにするためにたくさんの本や研修などから学んだ知識を1冊の本にまとめた自信作です。
アマゾンの電子書籍サービス「Kindle」での販売となります。

どんな内容の本か?もう少し詳しく分からないと買うかどうか決めれない

そんな人の為に、本の内容をより詳細にまとめた記事を書いたので興味がある方はまずはこちらを見てから検討してください

一般の方向けに「頑張りすぎない介護」をやってもらう為の本もkindleで作成しました

自分が倒れるまで頑張りすぎる人の助けになりたいと思い書き上げた、2作目の本になります。
この本の詳細についてはコチラをご参照ください
2冊とも、あの「GAFA」の一角、アマゾンが運営する電子書籍サービスkindleで購入する事ができます。

ちなみにKindle Unlimited(月額定額制の電子書籍読み放題サービス)を利用中の方であれば無料で読むこともできます。

Kindle Unlimitedご利用中の方は無料ですので是非ダウンロードして読んでみてください。

Kindle Unlimitedについて、より詳しく知りたい方はコチラをご参照ください

給付管理
スポンサーリンク
ケアマネサプリ

コメント

タイトルとURLをコピーしました