ケアマネは定期的な自己覚知で、冷静な仕事ができるようにしよう!

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コミュニケーション技術

皆さんは「自己覚知」という言葉を聞いた事ありますか?これは相談援助職であるケアマネは是非知っておきたい概念です。

自己覚知とは、援助を受ける人に対して偏見などの先入観や思い込みなどを持って援助をしないように自分自身の考え方などをしっかりと考え、理解しておくこと

引用:初期介護実習後の自己覚知と自己理解より

これだけでは分かりにくいため、僕が普段やっている自己覚知のやり方をお伝えしたいと思います。

①どんな人が好きで、どんな人が嫌い(苦手)と感じるか

まずはこれです。僕達ケアマネというのは、人と関わる仕事です。その為色々な人と接するのですが、必ず自分の中で「好き嫌い」と感じていると思います。

「ケアマネなのに、好き嫌いで対応を変えてしまう自分はダメなのでは・・・」と思う必要はありません。人間である以上この感覚から逃れることはできません。それよりも、自分がどんな人に対して好意を感じ、どんな人を嫌いと感じるか認識するのが大事です。

簡単な方法として「好き」「嫌い」の2つのグループに該当する代表的な人物を思い浮かべてください。恐らくその人物達には共通点があるはずですので、それを探します。共通点が見つかると「自分はこんな人が好きでこんな人が嫌いなんだな」というのが見えてきます。

②どんな時に喜怒哀楽を感じるか

これも先程と同じですが、自分がどのような時に感情的になるかを認識します。

特に「怒り」「悲しみ」「喜び」が重要です。この1週間で3つの感情を強く感じたシチュエーションを思い出します。難しい場合は、1週間の間だけ自分が3つの感情を感じた後にメモなどで記録しておくと良いです。

この感情を認識することはとても重要です。どの感情にも共通するのは、感情的になっている状態だと冷静な判断ができず、そのままだと誤った仕事をしてしまう可能性が高いためです。一見喜びなどの感情はポシティブな為良さそうなのですが、このような時は気が大きくなって普段ならしないような高額な買い物をしてしまい後で「なんでこんなの買ったんだろう・・・」と後悔したりすることがあります。

自分が感情的になるシチュエーションを理解することは重要です。もし「この場面は自分は冷静になれない可能性があるな」と分かれば対策ができるからです。

③自分の価値観を自覚する

①、②を頭の中だけでなく実際に紙に書き出してみてください。こうすることで、より自分の頭の中の思考をハッキリ認識ができます。

・どんな人が好きなのか、嫌いなのか

・どんな時に怒ったり、悲しくなったり落ち込んだり、嬉しくなるのか

これらが分かることで最終的に自分の「価値観」というものが分かってきます。例えば

・自分はこれまで真面目に生きてきた。だからルールを平気で破ったり、守ろうとしない人は嫌いだし、そういう人と接するとイライラしやすい

・自分はすごく色々な人に気を遣う面があり、周りに合わせて生きてきた。だから大声で人の事など気にせず、自分の意見や権利を主張する人が苦手

・自分はストレートに言いたいことを言う性格。なので、同じように明るく物をハッキリ言う人が好き。反対に面と向かって意見は言わないのに、影でコソコソ言う人は嫌い

あくまで一例ですが、このような自分の価値観というのが見えてくると思います。この価値観が単純に「いい/悪い」ではなく、しっかり自覚することが大事なのです。

なぜかと言うと、人は自分のバイアス(価値観)に支配されやすいからです。僕達ケアマネジャーはバイスティックの7つの原則にあるように、自分の感情を統制した状態で支援する必要があります。しかし一方で自分のバイアスに支配され感情的な判断を下しやすいことを知る必要があります。

これはどれだけ経験を積んだ人でも、定期的に自己覚知のトレーニングをしていないとすぐ陥ってしまう罠です。

まとめ

自己覚知のポイントは

①自分の人の好き嫌いを知る

②自分がどんな時に感情的(喜怒哀楽)になりやすいか知る

③自分の価値観を知る

そしてこれらの事を紙に書き出して、自分の事をしっかり理解する。これが自己覚知です。

これを定期的に行うと、感情のコントロールが自然と上手くなり、仕事も良い結果が出やすいです。是非取り組んでもらいたいと思います。

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