ケアプラン有料化によって起こるヤバい未来①「セルフプラン代行業者」よるケアマネジメントの崩壊

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皆さんは知っている人も多いと思いますが、現在財務相がこれまで自己負担は0だった居宅介護支援費を自己負担導入させようとしています。いわゆる「ケアプラン有料化」問題です。

この有料化に反対しているケアマネのほうが多いですが、現実には賛成派もそれなりにいるようです。

この問題に対して僕はハッキリ「反対派」です。理由は大きく2つあり、今日はそのうちの一つについて僕の考えをお伝えします。

 

有料化に反対する理由で多いのは

・有料化することで、利用者や家族に「金を支払ってやっている。自分達は客だぞ」という過剰なお客様意識を持つ人が増え、結果として御用聞きケアマネとケアプランが増えてしまう
・ケアマネにもお金を支払わければならなくなることで、経済的に困窮している人達にとって介護保険サービスのハードルが上がってしまい必要な人への支援ができなくなる
・公正中立というのが大前提のケアマネの立場が崩れてしまう

他にもあると思いますが、多いのがこのような意見でしょう。もちろんこれらも有料化による大きなデメリットなのですが、それを遥かに超える程のヤバい理由があります。それは

セルフプラン作成代行業者

です。何それ??って感じですよね。

 

皆さんも知っていると思いますが、ケアプランは基本的にケアマネジャーしか作成できず実質の「業務独占」の資格であるとも言えます。しかし、利用者やその家族が自分達でケアプランを作成する「セルフプラン」というものが認められています。

このセルフプランであれば、ケアマネジャーでなくても作成できるルールになっています。そして有料化によって起こるのがセルフプランの作成をビジネスにしようとする代行業者の存在です。

「セルフプランは利用者や家族が作らなければならない。業者が代行するのはアウトだから問題ないでしょう」

そんな風に思っている人いませんか?しかしそうではないのです。彼らのビジネスモデルはこうです。

・訪問介護などのサービス事業所が代行業者になる
・表向きのビジネス内容は「セルフプランの作成ノウハウを教えます」(保険外事業として実施)
・ノウハウを教えるのにお金を取るが「うちのサービスを月○万円以上使ってくれたら無料にします。加えて作成のサポートをさらに行います」
・その実態は業者が全部プランを作成して、利用者や家族は自分の名前を記入して書類を市町村に提出するだけ。その他必要な業務は名義だけ利用者や家族の名前を使って全て代行する。表向きは「ノウハウを教えているだけ」という建前なので違法性を問えない

このようなビジネスが横行します。有料化されたらかなりの確率で多くの事業所が同じことをしようとします。何故なら生き残る為に競争に負けるわけにはいかないからです。

利用者や家族からしたら「ケアマネに頼むとお金取られるのに、業者に代行してもらったら無料でできるんだからそっちのほうが得でしょう」と多くのクライエントがこの代行業者に流れてしまう可能性が高いです。

そうなるとどうなると思いますか?このような業者が作るプランというのは自分達のサービスをたくさん使わせるだけが目的のケアプランです。クライエントが過剰サービスを利用した結果どうなろうが知ったこっちゃないという、僕達が必死で築き上げてきたケアマネジメントからは程遠い低レベルな概念しかないクズプランが大量発生してしまいます。

しかし、世の中というのは多数派が正しいという認識を持たれるものです。このようなクズプランがきちんとしたケアプランよりも全体量が上回ってしまえば「それが普通だよね。だって皆そうしてるでしょ」と世間の認識もなってしまいます。

そうなると待っている未来はケアマネジメントの崩壊です。皆がサービスありきのケアプランばかり利用するようになり、介護サービスに依存しないと生きていけないような利用者や家族ばかりになるでしょう。

僕達ケアマネジャーの仕事が無くなってしまうのもそうですが、結局は余計に介護保険の費用が増大し、何の為に自己負担を導入したのか分からない結果になってしまいます。

これが、自己負担を導入したことによって起こるヤバい未来の1つです。2つめはまた記事アップします。

 

 

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