終末期を支える「ACP」について知っていますか?

スポンサーリンク
終末期を支える「ACP」について知っていますか? ケアプラン作成

この記事はこんな人の役に立ちます

最近「ACP」というワードを良く聞くようになったけど、何の事かよく分からない
最近医療や介護業界で良く使われるようになった「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」という言葉があります。
最近の傾向として、新しいノウハウにはこういった略語や横文字が多く、しかも結構似たような響きの言葉も多いため「よく分からん」という人も多いです。
しかし、このACPはこれから質の高いケアをしていく上では知っておきたい大切な考えです。なので今回はACPについて、月刊ケアマネジャー2020年4月号に掲載されていた片山陽子氏のコラムから一部紹介させていただきます。
参考書籍

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは?

ACP(アドバンス・ケア・プランニング)とは?

ACPは一言で言えば「人生の最期を、本人が心の底から納得できる時間を送れるために行う支援の方法」です。もう少し踏み込んで言えば、終末期に受ける医療や介護のケアの内容について自分で意思決定ができる比較的元気な内から一緒に話し合いをしていくアプローチ過程です。
ACPのよくある誤解に医療の延命措置をどうするか、それを決める事がACPだという事が挙げられます。この事からACPを医療関係者だけのものとして捉えられ、福祉職はあまり重要視してこなかった面もあります。しかし終末期の医療の程度についても話し合うのはACPの一部に過ぎません。
ACPが目指すものは、
本人が人生の最期まで尊厳をもって自分らしく生きる事ができるようにすること
死に方ではなく、死ぬまでをどう生きるか
この事からもACPの実践者は医療職だけでなく、福祉職、そして本人の家族や友人等様々な人によって実践されるものなのです。

ACPの3段階ステージ

ACPの3段階ステージ

ACPには健康状態や疾病のステージに応じて3つの段階があります。

第1段階

健康な全ての成人を対象に、ACPについて啓発し、最初の取り組みを始める段階。

主に市町村の保健師や地域包括支援センターの職員が中心となって健康教室の場等でACPについて情報発信していく。

第2段階

疾病や障害をもつ人、フレイルの状態にある高齢者などを対象にACPの実践を積み重ねていく段階。

この段階ではすでに何らかの医療やケアを受けている人が多く、現在進行形で支援や生活についての意思決定を行う。

「この先、人生の最終段階までどう生きたいか?」を本人や家族とともに話し合い、ACPを実践していく

第3段階

人生の最終段階にまで到達した人を対象にする最終ステージ。

人生の最期をどう過ごしたいか、自分らしい人生を送るための医療やケアについての選択を話し合う。

ケアマネジャーは主治医など医療専門職と十分に連携・協働しながら本人の価値観をよく知る存在としてACPを実践する

ケアマネジャーが行うACP実践とは?

ケアマネジャーが行うACP実践とは?

ACPの基本的な考えや内容については理解できたとしても「じゃあ、具体的にどうやって実践すればいいのか?」という疑問があると思います。

片山陽子氏によると、特別なノウハウが必要なわけではなく僕達ケアマネが普段行っているケアマネジメントプロセスの中に自然に取り入れる事ができるようです。

①本人の価値観の確認

僕達ケアマネジャーがアセスメントやモニタリングの場面では、普段から利用者本人と話し合いをしながら、そのニーズに沿ったケアプラン作成をしていると思います。

そこで自然と確認しているのが本人の価値観です。例えば

  • 家族に下の世話はさせたくない
  • 若い頃大怪我した時もリハビリして仕事できるようになった。だから今回もリハビリを頑張って家でこれまで通り生活を送れるようにしたい
  • 「早く向こうに逝きたい」という利用者(これまで金銭的に厳しい生活を続けてきた。今の自分に医療・介護の費用がかかっている事を分かっていて、家族に金銭的に負担をかけたくないという思いがあっての発言)

こういった価値感を理解しておくことが、ACPにとって最も大切な事になります。

②信頼関係を作っておく

そもそもACPのような深い話題について話し合う時には信頼関係がメチャクチャ大事ですし、逆に信頼関係が無ければ行うことが不可能です。どれほど終末期ケアに優れた専門職がいたとしても、信頼関係がなければケアが行えないのです。

普段から信頼関係を築いている人だからこそ、人生の最期をどうするか。それまでどんな生き方をしたいか。表現することが難しい思いを語る事ができるのです。日頃からコツコツと信頼を積み重ねた先にACPの実践は可能になります。

まとめ

・ACPとは、本人が人生の最期まで尊厳をもって自分らしく生きる事ができるようにすること、死に方ではなく、死ぬまでをどう生きるかを支える為のアプローチ方法

・ACPの3段階ステージ

・ケアマネジャーが行うACP実践

 

最近は以前に比べると終末期のケアをする機会が増えてきました。その最前線で頑張らなければならない僕達ケアマネはこのACPについて最低限の知識は必要だと思い紹介させていただきました。

ただ難しく考える必要はないと思います。ACPはあくまで基本のケアマネジメントプロセスを丁寧に積み重ねた延長線上に、少し必要な要素を付け加えるスパイスのようなものだと捉えれば良いと思います。

恐れず、自信をもって利用者の人生の最期までしっかり支援できる専門職でありたいですね。

参考書籍

出版中のkindle本

「自分の老後は絶望的な未来しか見えなくて、常に不安を感じながら生きている」

そんなあなたへ。ケアマネ歴10年以上の著者が、多くの人が抱える老後の不安を解消する本を余すことなく紹介した本です。

「孤独になるのが怖い。でも人付き合いも苦手だしどうしていいか分からない」

こんな悩みを抱えている人へ。実は孤独は恐れる必要はない、むしろ夫婦や恋人、親友のような最高のパートナーにする事で今までの悩みが消え、これまでにないくらい人生を楽しむ為の1冊です

孤独死や一人ぼっちの老後など、孤独はネガティブなイメージが多いです。

しかし本当に人生を楽しむ為にはむしろ孤独と仲良くなる必要がある。孤独な時間を楽しむ事ができれば、無理な人付き合いをすることなく人生を楽しめる。その事実を一人でも多くの人に知ってほしい。

そんな思いで書いた4冊目の著書になります

多職種連携が苦手。人間関係を上手くまとめる事できないから、ケアマネ続ける自信が無い

こんなお悩みを抱えているケアマネさんへ。多職種連携を「心理学」という視点から上手くやる為の知識をまとめた本をkindleで作成しました。

ケアマネさんにとって多職種連携は絶対必須のスキル。なぜならこれができないと仕事にならないからです。でも、難しくて上手くできない。これが嫌で辞めていくケアマネさんも多いです。
本書はそんなケアマネさんの救いになればと思い書き上げた、3冊目の本になります。
この本の詳細については、こちらをご参照ください
医療連携が苦手なケアマネ向けにキンドル本も出版してます。

・主治医に連絡や相談するのが緊張してできない
・利用者が入院や退院した時に、病院の医療職との連携が苦手
・在宅の医療系サービスの上手な使い方が分からない
上記のような医療との連携に苦手意識や悩んでいるケアマネは多いです。
特に僕のような福祉系職種からケアマネになった人は、この「医療連携」の壁に必ずぶち当たります。
そんな医療連携で悩むケアマネの人を、一人でも減らし、ケアマネの仕事を自信をもってやってほしい!
そんな思いで本書を作り上げました。
かつては医療連携が苦手だった僕も現在はこんな感じです。
・ケアマネ歴10年以上(居宅の管理者も経験)
・従業員数1000人を超える大手医療法人グループで勤務
・毎日のように医師、看護師、リハビリスタッフと仕事を一緒にしている
・(全老健)リスクマネジャー
ケアマネとして長年の医療職との実際の連携の経験と、連携を上手くできるようにするためにたくさんの本や研修などから学んだ知識を1冊の本にまとめた自信作です。
アマゾンの電子書籍サービス「Kindle」での販売となります。

どんな内容の本か?もう少し詳しく分からないと買うかどうか決めれない

そんな人の為に、本の内容をより詳細にまとめた記事を書いたので興味がある方はまずはこちらを見てから検討してください

一般の方向けに「頑張りすぎない介護」をやってもらう為の本もkindleで作成しました

自分が倒れるまで頑張りすぎる人の助けになりたいと思い書き上げた、2作目の本になります。
この本の詳細についてはコチラをご参照ください
2冊とも、あの「GAFA」の一角、アマゾンが運営する電子書籍サービスkindleで購入する事ができます。

ちなみにKindle Unlimited(月額定額制の電子書籍読み放題サービス)を利用中の方であれば無料で読むこともできます。

Kindle Unlimitedご利用中の方は無料ですので是非ダウンロードして読んでみてください。

Kindle Unlimitedについて、より詳しく知りたい方はコチラをご参照ください

出版中のkindle本

「自分の老後は絶望的な未来しか見えなくて、常に不安を感じながら生きている」

そんなあなたへ。ケアマネ歴10年以上の著者が、多くの人が抱える老後の不安を解消する本を余すことなく紹介した本です。

「孤独になるのが怖い。でも人付き合いも苦手だしどうしていいか分からない」

こんな悩みを抱えている人へ。実は孤独は恐れる必要はない、むしろ夫婦や恋人、親友のような最高のパートナーにする事で今までの悩みが消え、これまでにないくらい人生を楽しむ為の1冊です

孤独死や一人ぼっちの老後など、孤独はネガティブなイメージが多いです。

しかし本当に人生を楽しむ為にはむしろ孤独と仲良くなる必要がある。孤独な時間を楽しむ事ができれば、無理な人付き合いをすることなく人生を楽しめる。その事実を一人でも多くの人に知ってほしい。

そんな思いで書いた4冊目の著書になります

多職種連携が苦手。人間関係を上手くまとめる事できないから、ケアマネ続ける自信が無い

こんなお悩みを抱えているケアマネさんへ。多職種連携を「心理学」という視点から上手くやる為の知識をまとめた本をkindleで作成しました。

ケアマネさんにとって多職種連携は絶対必須のスキル。なぜならこれができないと仕事にならないからです。でも、難しくて上手くできない。これが嫌で辞めていくケアマネさんも多いです。
本書はそんなケアマネさんの救いになればと思い書き上げた、3冊目の本になります。
この本の詳細については、こちらをご参照ください
医療連携が苦手なケアマネ向けにキンドル本も出版してます。

・主治医に連絡や相談するのが緊張してできない
・利用者が入院や退院した時に、病院の医療職との連携が苦手
・在宅の医療系サービスの上手な使い方が分からない
上記のような医療との連携に苦手意識や悩んでいるケアマネは多いです。
特に僕のような福祉系職種からケアマネになった人は、この「医療連携」の壁に必ずぶち当たります。
そんな医療連携で悩むケアマネの人を、一人でも減らし、ケアマネの仕事を自信をもってやってほしい!
そんな思いで本書を作り上げました。
かつては医療連携が苦手だった僕も現在はこんな感じです。
・ケアマネ歴10年以上(居宅の管理者も経験)
・従業員数1000人を超える大手医療法人グループで勤務
・毎日のように医師、看護師、リハビリスタッフと仕事を一緒にしている
・(全老健)リスクマネジャー
ケアマネとして長年の医療職との実際の連携の経験と、連携を上手くできるようにするためにたくさんの本や研修などから学んだ知識を1冊の本にまとめた自信作です。
アマゾンの電子書籍サービス「Kindle」での販売となります。

どんな内容の本か?もう少し詳しく分からないと買うかどうか決めれない

そんな人の為に、本の内容をより詳細にまとめた記事を書いたので興味がある方はまずはこちらを見てから検討してください

一般の方向けに「頑張りすぎない介護」をやってもらう為の本もkindleで作成しました

自分が倒れるまで頑張りすぎる人の助けになりたいと思い書き上げた、2作目の本になります。
この本の詳細についてはコチラをご参照ください
2冊とも、あの「GAFA」の一角、アマゾンが運営する電子書籍サービスkindleで購入する事ができます。

ちなみにKindle Unlimited(月額定額制の電子書籍読み放題サービス)を利用中の方であれば無料で読むこともできます。

Kindle Unlimitedご利用中の方は無料ですので是非ダウンロードして読んでみてください。

Kindle Unlimitedについて、より詳しく知りたい方はコチラをご参照ください

ケアプラン作成
スポンサーリンク
ケアマネサプリ

コメント

タイトルとURLをコピーしました