日本国民にかなり不評のアベノマスク
不評にも関わらずなぜか第2弾を配布するという事が通知されたのはつい最近。
しかもこのマスクにかかった費用が約5000億円。もっと他に使う所があるだろうと言いたいが、国民の言う事等聞く耳もたない、いつものゴリ押し政策です。
ただ今回は全員に一律配布ではなく「希望者のみ」というのが前回との違いです。
前回は居宅等のケアマネに対して、コロナ禍で人と会うのも大変な状況で、特に報酬を出すこともせず全利用者にマスクを配れという通達を出した厚労省。この事に関しては【閲覧注意】ケアマネのマスク配布依頼、僕達は配達屋じゃない!をご覧ください。
この時にも、僕はケアマネを自分達の都合の良い奴隷のように使おうとする国に対して強い怒りを感じました。しかし、今回はそれをさらに上回る上から目線の態度に、怒りを通り越して呆れ返るばかりです。
その内容が介護保険最新情報VOL864です。
そこで書かれている内容を簡単に要約すると
・施設系、居宅、包括に関わらず自分達が支援している利用者からマスク希望者の調査をしろ
・希望者の人数を職員と合わせて国に申請しろ
・それぞれの事業所にまとめて配布するから、お前らで利用者に配布しろ
・希望者の人数を職員と合わせて国に申請しろ
・それぞれの事業所にまとめて配布するから、お前らで利用者に配布しろ
以上。
僕はこれを見た瞬間
え・・・・・・・・
マジか・・・・・・・・
てか、いい加減にしろ!!!!!
いや~前回にもましてふざけた内容ですよ、これ。
百歩譲って施設系はまだ負担は少ないです。希望者の確認も簡単だし、配布するのも施設で生活しているのだからすぐ済みます。
しかし、居宅と包括は別です。希望者の確認を電話でやるにしても、モニタングの面接時などに直接やるとしても結構手間がかかります。
全利用者リストから希望の有無を一元管理。全員の確認ができたらマスクの申請を国に行う。
そしていつ届くか分からないマスク。利用者や家族から「申請したマスクはまだなんですか?」という問い合わせへの対応。
そして届いたはいいものの、そこから次の訪問予定までかなり期間が空く場合はどうするのか?(要支援1・2の人のモニタリングは通常3ヶ月に1回)
まさか、このマスクを配るためだけに行けとか言いませんよね?
在宅の訪問には、車や原付バイクならガソリン代もかかるし、そこに使うケアマネの労力や時間はタダではありません。
つまりマスクの配布は結構なコストがかかる事なのです。
しかし現実問題「届いたんなら早く届けてください」等と要望があったら、対応せざるを得ない。そういった背景を理解した上で、この通達をやっているとしか思えません。
僕はこのマスク配布をするのなら、ちゃんとそれに見合ったコストをケアマネに払えと言いたいのです。先程上げたような配布にかかるコストに対してきちんと報酬の支払いがあるのなら、それは事業の一環として引き受けても良いと思います。
国は仕事をケアマネに頼んでおきながら、必要な支払いをしようとせずタダ働きをさせようとしている。これが納得できないし、僕の怒りの最も根本的な問題だと思います。
皆さんはいかがでしょうか?これに声を上げず、当たり前のように従うだけではいつまでも安く、都合よくこき使われるだけのように僕は思います。
国よ
ケアマネに仕事してほしいなら、ちゃんと報酬を払ってからにしろ!!